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ブログ・コラム

2024.02.07

部屋を狭く見せないソファの選び方と配置方法、間取りと空間デザインの考え方で変化する家具の優位性を心地よく感じるようにレイアウトする工夫とデザインの提案。

カテゴリ:
家具と暮らしとインテリアコーディネート

 

部屋を狭く見せない

ソファの選び方と配置方法。

 

北欧ナチュラルモダンの空間にさり気なく寄り添う家具の存在感、LDKの心地良さを空間構成として家具からも味わう設計デザインの提案、間取りだけではなくて空間構成と暮らしを丁寧に考えた設計事務所、建築家のデザイナーズ住宅

※視界の抜けをバランスよく整えた空間設計と家具の融合で生まれる明るさのある心地良い暮らし提案

 

住まいを快適で

寛げる空間にするには

ソファは欠かせないアイテム、

という人も多いかと思います。

 

しかし

大きなソファを置くと

圧迫感が出てしまうのではないかと

心配される方も多いと思います。

 

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※視界の抜けをバランスよく整えた空間設計と家具の融合で生まれる明るさのある心地良い暮らし提案

 

 

実はソファのサイズやデザイン、

カラーリングなどに

気を付けるだけで、

部屋を狭く見せない、

つまり「空間を広く感じさせる」事が

可能になります。

 

どのようにすれば

空間が広く感じられる

ソファを選ぶことができるのか?。

 

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※視界の抜けをバランスよく整えた空間設計と家具の融合で生まれる明るさのある心地良い暮らし提案

 

 

高さの低いソファを選ぶ。

部屋がコンパクトな場合は

それに合わせて

コンパクトなサイズの

ソファを選ぶのが

通常です。

 

当然、

ほかの家具や

人の室内移動との

兼ね合いもありますが、

サイズをあまりに

コンパクトにしてしまうと、

複数で座った場合の

距離が近かったり、

横に寝ころびにくかったりと

思ったよりも

寛げない事があります。

 

せっかくソファを

新しくするのですから、

この「寛げない」という事態は

もったいないです。

 

そこでソファの幅は

部屋に置ける

最大サイズ(無理のない範囲)にして、

高さを低めのタイプに

という考え方。

 

低めのタイプ、

を定義するとすれば

総高で800ミリ程が

好ましいといえます。

 

ハイバックのソファの方が

寛げるのでは?

と思われがちですが、

ハイバックの場合は

リクライニング機能の

付いているものでないと

首や肩が固定され、

長く座っていると

実は疲れてきてしまいます。

 

高さ800ミリ前後なら

丁度肩から下が

しっかりと支えられて

安定感があるのと同時に

首は動くので、

首や肩が凝ることを防げます。

 

また、

800ミリという高さは

腰高くらいであり、

立っている人から見ると

「視線が抜け」ます。

 

LDKの間取りの場合

キッチンで

家事作業中や

ダイニングテーブルを

使っている際、

部屋を移動中等では、

壁を背負わせても、

空間の間仕切りとして

使用しても

圧迫感を感じにくくなります。

 

低過ぎず、

高過ぎず、

絶妙な高さです。

 

アームレスタイプを選ぶ。

ソファには

アーム付きタイプ

そして

アーム無しタイプがあります。

 

アーム付きは

布や革で包まれたアームと

無垢材のような

木のフレームが付いている

仕様をよく目にするかと思います。

 

アーム付きは

デザイン性にも優れ、

高級感や素材感を

味わうことができるのが

魅力です。

 

しかし、

アームに存在感がある程、

圧迫感が

生じがちとなります。

 

そこで空間を広く見せる、

部屋を狭く見せないためには

アーム付きの場合でも

スッキリとしたタイプを

選ぶのがお勧めです。

 

アームレスタイプの方が

すっきりする事もありますが

くつろぎの場を考えた場合

自分たちにとって

どうなのか?

を優先的に考えた際

存在を主張しすぎない

アーム付きという選択肢も

需要だと思います。

 

床との空間が空いている

ソファを選ぶ。

 

床とソファの座面下端が

ベタ付きとなっている仕様や

ほとんど下部に

空間が無いソファも

存在しています。

 

埃が入りづらく、

掃除などが楽な点は

良いことですが、

いわゆる「抜け感」が

損なわれるため、

ここで圧迫感を

感じる事もあります。

 

床とソファとの間に

空間があると

抜け感が生まれ、

見た目にも軽さとを

得ることができます。

 

お勧めの脚の高さは

100ミリ~160ミリ。

 

この程度の高さが

空いていれば

掃除器具や

掃除ロボットも入ります。

 

また、

人は着座から

立ち上がる際に

踵が後ろに行くものです

 

※試しにやってみるとわかります。

 

このスペースがあることで

ソファが自身の

脚の妨げにならず、

立ち上がりを

容易にしてくれます。

 

配置(レイアウト)のポイント。

 

ソファは

間取りにもよりますが、

空間の中央に

配置する場合は

ソファの周囲を

ぐるりと回る事ができるような

回遊動線を確保すると、

LDK空間に

ゆとりが生まれます。

 

また掃除もしやすく

湿気が埃も溜まりにくくなります。

 

マンションの場合、

廊下から

LDKに入る際に

扉がありますが、

この扉を開けた際の

直線上に

ソファの配置がかからない方が

バルコニーまで視線が抜け、

部屋が広く感じられます。

 

対して間取りや

空間の特徴上

壁面沿いの配置となる場合も、

必ず壁とは

5センチ以上の隙間を

設けるように。

 

特にマンションの場合、

リビングには

バルコニーへ抜ける

掃き出し窓がある場合が多く、

壁とソファを

ぴったり隙間なく

配置してしまうと

カビの温床に

なってしまう事もありえます。

 

きちんと

通気の隙間を

確保する事が大切です。

 

 

カラーコーディネートに気を配る。

 

圧迫感の無い色

と言えば明るい色です。

 

特にホワイトやアイボリー、

明るいベージュや

グレー等は

比較的重みを感じない色です。

 

壁の色が白の場合は

ホワイトやアイボリーだと

壁と同化して、

馴染む事で

より部屋を広く

見せる事ができます。

 

部屋の中に

様々な色が点在していると

乱雑に感じるので、

大物家具であるソファは

可能であれば

モノトーン系にして

クッションや

その他インテリアアイテムで

パステルカラー等の

差し色を用いると

まとまり良く見えます。

 

部屋そのものの

広さだけではなくて

過ごす際に使う事になる

家具やインテリアの要素を

間取り構成の段階から

どのうようにイメージして

デザインを考えるのかで

暮らしの心地は

良くも悪くも

随分変化しますよ。

 

暮らし全体をイメージして

間取りを考える事は

大切だと思います。

 

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■やまぐち建築設計室■

 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

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