ブログ・コラム
2024.06.18
座る空間の心地をソフト面とハード面から意識して提案するインテリアの価値基準、過ごし方をどのように考えるのかで心地よさの要素は間取りの設計段階から変わります。
- カテゴリ:
- 間取り・動線・家事・プラン
家の中にいる際に
人は何らかの家事作業をしたり、
歩き回ったり、
立っている等、
様々な行為と状態があり、
疲れている際は寝転がったり、
自然と座りたくなります。
※和モダンを意識したホテルライクなリビング空間に和を意識した座り心地の良いソファの提案事例
日々の暮らしの中でも
家で何らかの「カタチ」で
座っている
という時間は過ごす時間帯として
重要なのでは?。
僕は暮らしのプランを
設計していく中で
どこにどう座ったら
心地がよいかを
考えることが多いかと思います。
※メインのDKに設けた掘りごたつを備えた4.5帖の和コーナー(畳コーナー)は座面が低くなり開放感が増す場所の提案に
ここに座ったら
空がきれいに見えそうだな。
※リビングから裏庭に出て腰を掛けて眺めを楽しむウッドデッキの提案
こっちに座ったら
家族が楽しそうに
過ごしている様子が
見えそうだな。
こっちは少し
こもった感じで
読書やスマホでの調べものや
やりとりが
はかどりそうだな。
等々、
暮らしの場面を
想像しながら
空間を考えていきます。
空間に合わせて
造作のソファや
ベンチを
ご提案させていただく事も
あります。
座り方やサイズ感、
周辺の余白等により
同じ座るという行為でも
「座る」という行為そのものが
変化します。
囲われた造作の
コンクリートベンチのある
庭夏の終わりの夕暮れ、
ひんやりとした感触のある
ベンチに腰かける心地よさ
開けた景色へ向かう
開放的なソファ、
木陰が落ち、
風が抜ける気持ちの良いデッキ
やわらかな素材を意識した
床に座ることが心地よい部屋、
足をのばして
ゆったり過ごせる
落ち着いた空間、
畳で落ち着いて
座る事で感じる事の出来る風景、
座る場所は
どのような光がはいるか、
風は抜けるのか
囲まれているのか
開けているのか
座った感触は
柔らかいのか
硬いのか
ぬくもりがあるのか、
ひんやりしているのか
さらさらしているのか、
ざらざらしているのかなど、
座ることについて考えることは、
より豊かな暮らしに
つながっていくのではないかと
思います。
日々の暮らしの中で
心が豊かになる場所がある、
そんな暮らし方の価値観も
住まい手の暮らしの風景を
考えながら
それぞれの暮らしの本質に繋がる
「家」を考えています。
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