ブログ・コラム
2023.03.31
間取りと暮らしの環境を整える事と同様に家の外側のエクステリア・庭・駐車場などの関係性と外側の「動線」設計デザインも家づくりの範疇として丁寧に考えるように、暮らしの質が向上するように。
- カテゴリ:
- 家 住まい 間取り プラン
質の良い設計とデザインで
人生の潤いを生み出す
暮らしの空間を丁寧に・・・・・。
※母屋と別棟で(車庫棟)計画した設計デザイン事例・門屋周辺前は舗装してカースペースに
家づくりで見落としがちなのが
意外に・・・外構(エクステリア)かもしれません。
※門屋塀横の電動スライドゲートを開閉することで奥につながるスロープで車が車寄せにアプローチ出来るプラン
内装やインテリアは
一生懸命に考える時間を取るかもしれませんが、
庭を含めた家の外観や外回りの
使いやすさを見落としている
ケースは少なくないように思えます。
※門屋塀横の電動スライドゲートを開閉することで奥につながるスロープで車が車寄せにアプローチ出来るプラン
※夜間はガレージ周辺も暗くならないように車庫周辺にもセンサー式と時間タイマー式の照明を併用
私の計画の場合は当方で計画外だったとしても
家の間取りと配置(レイアウト)としては
仮に・・・ということも踏まえて
家づくり本体の余白として「外構」を視野に
提案はさせていただいています。
※こちらの住まいも同様ですが家の前にはオープンのカースペースを設けスライドゲートの奥に車庫棟を設計
※母屋本体の奥側に棟別のガレージ棟(車庫等棟)を設計
窓の外の事も大切ですし
家の玄関と駐車スペースの事
出入りのしやさも家の間取り同様に
重要ですから・・・・・。
予算の都合で外回りは将来、
落ち着いてからというケースもよくあります。
※ビルトインガレージとして家本体に駐車スペースを組み込んだ電動シャッター式のインナーガレージ(車庫)
しかし、将来的にという場合でも、
新築のプランの段階または
住まい全体のリンオベーションで
暮らしの環境を整えるケースでも
しっかり家の外部についても
考えておくことが大切です。
※夜間は出入りがしやすいようにこちらも車の移動範囲を広く確保・夜間も周辺をタイマー式・感知式で出入りもしやすいように
外構(エクステリア)の中でも
特に駐車スペースは注意が必要です。
「車庫」とは屋根や壁などがある車を入れる建物のことで、
「ガレージ」も同様に使われることが多く、
住宅と一体化したものは「ビルトインガレージ」と呼ばれます。
※家本体に駐車スペースを組み込んで半屋外のビルトインガレージの設計(半屋外の為、車のドア開閉寸法は兼ねるデザイン)
※夜間は出入りがしやすいようにこちらも車の移動範囲を広く確保・夜間も周辺をタイマー式・感知式で出入りもしやすいように
一方、エクステリア部材などで
簡単な屋根が付けられたものを「カーポート」、
柱や屋根はなくて
車を置くだけの場所を「カースペース」といいます。
※建物本体の前面にカーポートとカースペースを併設した設計プラン
ある程度の車種になると
平均でも全長約4.9m、幅約1.8mになります。
※建物本体の前面にカーポートとカースペースを併設した設計プラン(夜間はセンサー式で照明が点灯するプラン提案)
この大きさに、
乗り降りなどをするときに必要な
前後左右のスペースを考えると、
自動車置き場は
想像より大きなスペースが必要になります。
勿論・・・前面道路の幅や
土地と道路の関係性によっても
出入りのしやすさや危険度の高さも異なり
実際にどれぐらいのスペースが必要なのかは、
駐車する向きや台数、
進入路の状況や車種などいろいろな
要因を考慮して複合的に判断する必要があります。
駐車の得意不得意もありますし
車の乗り降り、出し入れのやり方でも
随分必要なスペースの考え方は異なります。
※自由な出入りと切り返しが出来るようカースペースとしてのOPENスタイルの駐車計画での設計
※夜間は建物の窓などから明かりが漏れることでカースペースが暗くならないように(ポール式等だと死角となり危険な為)
あらかじめご自身が
どの程度のゆとりが必要なのか?
距離感の違いを含めて
家と土地の関わり方を
知っておくことは大切なことです。
そのため日頃から、
利用するパーキングなどで「駐車しやすい」もしくは
「駐車しにくい」・「出し入れしやすい」
「出し入れしにくい」等と感じる駐車場が
どの程度の広さなのか?
道路への出入りにどんな感覚を持っているのか?
という範囲を知っておくと、
これからの家づくりに役立ちますよ。
家づくりは家本体だけではなくて
暮らし全般の行動と要素を含んで
検討することが大切。
意味を紐解き
丁寧な暮らしが出来るように。
暮らしの空間、
選択と検証の結果に
居心地をゆだねてみませんか?
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建築家 山口哲央
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