ブログ・コラム
2023.07.11
間取りの提案から暮らしの要素に派生する情報量のデザイン提案、空間にどのような要素を融合させて暮らしの環境と居心地を考えるべきかの検討時間
よく考えた家は暮しが楽しくなる、
過ごし方のイメージを大切に
住まい手さんご夫婦との
新築住宅計画の打ち合わせ中。
※橿原アトリエにて住まい手さんご夫婦と暮らしのイメージを具体化する打ち合わせ
間取りの状態はほぼ「確定」しながら
その他の間取りに付随する要素を
並行して打ち合わせ中のところ。
間取りはあくまでも「壁」と「窓」・「扉」で
どのように囲むのか?
という内容の浅い情報・・・・・・。
※玄関+玄関ホールはシンプルに素材をそぎ落として「壁」に後々表現が出来るように提案・玄関はタイルや石ではなくて土間をイメージする黒いカラーモルタル
そこに肉付けするように「要素」の融合を
どのように設計しているのかで
同じ間取りであっても「内容」や「効能」が
全く異なったものになります。
素材とのバランスが
暮らしへ意図を持つように。
暮らしのイメージと価値観から
内装の素材感や雰囲気を前もって「間取り」の際に
検討しつつ、
今回の打ち合わせに内観イメージ図を・・・・・。
※LDK・リビングエリアの天井に段差と間接照明・化粧梁をイメージした内観パース
※LDK・リビングエリアの天井に向きを変えた段差と間接照明・化粧梁をイメージした内観パース
※リビング側からダイニングキッチン(DK)側を視界に入れた内観イメージ提案(化粧梁+リビング側への間接照明提案)
※LDK・リビングエリアの天井に段差を設けDKエリア側に天井隙間からの間接照明、段差を変化させてシンプルな構成をイメージした内観パース
※LDK・リビングエリアの天井に段差を設けDKエリア側に天井隙間からの間接照明、段差を変化させて仕上げに濃淡をイメージした内観パース
※LDK・リビングエリアの天井に段差を設けDKエリア側に天井隙間からの間接照明、段差を変化させて仕上げに木目をイメージした内観パース
玄関周辺に加えて長く過ごす場所となる
LDK・・・「リビング・ダイニング・キッチン」の提案。
過ごし方の気分と
居心地に派生する内容を
今回はCGにて提案しつつ「昇華」の時間。
インテリアとしての家具類でも
雰囲気は変わるのですが
そこは「今回のテーマ」として
整理整頓しきれていなくても「雑」ではない暮らしの配慮
がポイントなので
あえて「色要素を複雑」に「家具」へ
落とし込んでいます。
それを踏まえて「イメージ」の提案。
天井の雰囲気が変化するだけで
どうなるのか?
という範囲に「幅」をもたせながら
検討の「キッカケ」となるように・・・・・。
枠組みを提案する中で「理屈」や「理論」ではなくて
感覚で住まい手さんにとらえていただく。
今回はそういう打ち合わせです。
暮らしのイメージと
間取りからの派生を丁寧に提案。
やまぐち建築設計室 建築家 山口哲央