ブログ・コラム
2023.07.19
過ごし方と暮らしのイメージを大切に、生活環境をイメージしながら毎日の暮らしと住まいから派生する日常生活のシーンを丁寧に設計するように。
よく考えた住まいは暮しが楽しくなる。
※住まい手さんご夫婦と家造り・暮らしについてデザインのカタチと生活の在り方を相談中
住まいの設計を段階的に進めている
奈良県生駒郡での
住まいの新築。
※LDK(リビング・ダイニング・キッチン)過ごし方をイメージした内観イメージCG・カラフルな色使いをしても多様に受け止める空間として提案
暮らしをどのように考えるのか?
家そのものだけ、
建築を考えるのではなくて
暮らしの事全般と
生活を考える事・・・・・。
生活の知恵と知識がなければ
家は単なる形を持った箱。
その場所で空間で
どのような暮らしを思い営み
過ごしていくのか?
ゴミ出しや整理整頓、
片付けの事・・・・・。
寛ぐ時間、
家事全般や育児
趣味の時間や家でくつろぐ時間
寝る時間、
起きてどんな時間を経過して仕事に出るのか?
学校へ行くのか?
帰宅の際はどうなのか?。
理想だけではなくて
現実の事も考えながら
過ごすシーンを
どんな風に
考えることが出来るのか?
建築とは「体感」と「行動」の空間です。
掃除をしたことがない人に
掃除の事は考えられないし
キッチンに実際に立って
料理をしたこと
お菓子作りをしたことがない人に
そういったことは分からないし
出来ません。
車の運転をしないのに
車庫の設計をすると
ディテールや設計事例だけで
車の車種や特徴
運転席からの周辺の見え方がわからないから
実際に「車庫入れ」や「出し入れ」が
大変な車庫も見受けられます。
設計が出来るから
建築の知識があるから
建築工事をすることが出来る技術があるから
家の事、暮らしの事、生活の事を
話しが出来るのかどうかは
また別次元の話しです。
聞いてみると良いかと思います。
建築は出来る、
でも普段・・・家で
どのような事をしてどう過ごし
家族とどんな関係性を持っているのか?
家造りとは基本的に暮らしを生み出す事です。
生活の基盤をつくる事です。
住まいの事、
僕は本音で「暮らし」を考え
住まい造りに少し未来の事も含めて
人が暮らす場について
設計の意味をお話しさせていただいています。
この日もそういった分部も含めて
住まいと暮らしのデザインについて
色々と提案を含めて
相談の途中・・・・・。
やまぐち建築設計室 建築家 山口哲央