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ブログ・コラム

2023.09.01

店舗併用住宅の計画性をデザインする事、飲食店やカフェ・ショールームや事務所、ファクトリーや雑貨店、様々な業態と繋がる併用住宅の設計による付加価値と暮らし。

カテゴリ:
設計の事・デザインの事

 

住宅のご相談をいただく際に

事業所と一体の住まいを計画したい

というご相談をいただく事もあります。

 

豪邸 要塞 箱の家 要塞の家 中古車 自動車販売 事務所の設計 事務所 間取り 奈良 橿原 M-AUTO BMW 

※店舗併用住宅事例・中古車販売ショールーム+ファクトリ&事務所兼用住宅(一階店舗・一階の一部+二階住居)

 

現在も、一案件そのような

併用・兼用住宅の着工を控えていますが、

店舗付きの住宅デザインを

成功させるために

必要なことについて・・・・・。

 

 

 

デザイナーズ住宅 車販売 事務所 工場 修理工場 自動車 カーショップ 建築家

※店舗併用住宅事例・中古車販売ショールーム+ファクトリ&事務所兼用住宅(一階店舗・一階の一部+二階住居)

 

 

店舗付き住宅は、

その名の通り店舗併用住宅の事。

 

美容院や飲食店、カフェや事務所、

小規模な商店など

店舗と住宅を組み合わせた

建物の事です。

 

店舗付き住宅にすることで、

店舗部分は

自分の店舗にするだけではなく

賃貸するなどして

家賃収入を得る方法もあります。

 

このように、

自分の店舗にするだけに限らず、

立地条件によって

店舗付き住宅にすることで

メリットがある場合もあります。

 

店舗付き住宅を考える時に

大切なことがいくつかあります。

 

お花屋さん フラワーショップ 雑貨店 カフェ cafe 家 

※店舗併用住宅事例・フラワーショップ兼用住宅(一階店舗・一階の一部+二階住居)

 

 

店舗と住居が一緒になっている店舗付き住宅では、

住宅デザインを進める上で

店舗と住居は別として

意識していくことが大切です。

 

原価 玄関 家 ホール 外観 フェミニン お店を始める お店をしたい cafeを始めたい 奈良 大和高田 橿原

店舗と住居は、

デザインや施工方法などが違ってきます。

 

店舗と住宅デザインは、

建物自体は店舗と住宅が

一体化した空間となっています。

 

しかし、

店舗と住宅では使い方、

考えが大きく異なります。

 

それいゆ ソレイユ 花屋 ギフト 雑貨屋さん 雑貨店 フラワー教室 ドライフラワー

※店舗併用住宅事例・フラワーショップ兼用住宅(一階店舗・一階の一部+二階住居)

 

 

店舗には不特定多数の人が訪れ、

利用する空間。

 

住居は、

家族などが使うプライベート空間です。

 

店舗付き住宅を建てた場合、

店舗部分を賃貸物件とすることも可能ですが、

店舗付き住宅デザインを

検討する多くの方は

家族経営に近いスタイルで

自分たちが店舗を運営するケースが多いですから。

 

店舗付き住宅デザインで大切なことは、

店舗と住宅部分を

しっかりと分けて考えた

デザインにすることです。

 

店舗は、

商売をする空間。

 

そのため、

住居とは違う価値観、

方向性でデザインしていくことが大切になります。

 

店舗をデザインする際は

住宅デザインとは違い、

店舗をお客様目線で、

お客様のための空間にすることが

成功への近道です。

 

しっかりと、

お店のコンセプトなどに沿った

店舗デザインを深く考える事が大切。

 

古民家風 古民家 日本家屋 新築 B&B 宿泊施設 奈良 西大寺 土地探し 新規オープン 

※店舗併用住宅事例・B&B ゲストハウス兼用住宅(一階店舗・二階店舗+一階住居)

 

住宅部分の空間をデザインする時は、

心と体が休まる空間に

なるようにすることが大切です。

 

日本 奈良 歴史 古民家リノベ 新築 ゲストハウスの新築 宿泊施設の設計 移住 新規開業

※店舗併用住宅事例・B&B ゲストハウス兼用住宅(一階店舗・二階店舗+一階住居)

 

 

住宅は自分たちが

自由に寛げることのできる空間とした

デザインに。

 

しかし、

店舗付き住宅デザインを考える場合、

さまざまな事情によって

十分なスペースを確保することが

難しい場合もあります。

 

このような時は、

生活のための間取りではなく、

どのような生活をしたいかという

理想の生活を優先した

デザインにすることが大切になります。

 

店舗付き住宅の

メリットとデメリットについて。

 

店舗付き住宅デザインでは、

店舗と住宅スペースに対する

デザインの考え方が違うことがわかりましたよね。

 

店舗部分は、

店舗の業態によってもデザインが異なります。

 

しかし、

外の道路から

店舗内が良く見えるようにデザインする、

店舗のコンセプトにあった

空間デザインにするなど

住宅とはデザインの上でも違いがあるでしょう。

 

この店舗デザインと違い、

住宅部分は騒音やプライバシーに

配慮することが求められます。

 

窓の大きさに配慮する、

光を取り入れ、

外からの目線を遮るなど、

店のそれと異なる

さまざまな工夫が必要になります。

 

また、

費用面でも店舗付き住宅にすることで

メリットを得られる場合があります。

 

例えば、

建築費用の一部を店舗の経費とできる。

固定資産税や

都市計画税など税率軽減がある。

 

相続予定の土地に

店舗付き住宅が建っている場合には、

特例措置が適用されることによって

相続対策にも

有効などと多くのメリットがあります。

 

このように書くと

店舗付き住宅には

多くのメリットがありそうですが

店舗付き住宅は

設備投資や内装が住宅部分と比較すると

割高になります。

 

このことから、

店舗付き住宅のリスクは

予算面で内容によっては

大きなものとなります・・・・・。

 

店舗付き住宅を考えるときは、

メリットばかり考えるのではなく

リスクや将来の事業展開の変化も含めて

考えることが大切です。

 

家族経営の店舗を運営する場合は、

店舗付き住宅は大きなメリットがあります。

 

しかし、

初期投資など一般の住宅と比べると

費用がかかることもあるため、

それがデメリットになる場合もあります。

 

店舗付きの住宅デザインを検討する際は、

メリットや将来的な

デメリットも含めてしっかり

住宅とは異なる「それら」を含めて

深く検討しておくことが重要です。

 

暮らしの奥深さと同じように

各事業により考えておくべき事、

集客や事業そのものの方向性など

イメージを整理整頓する事は大切です。

 

建築家は単に設計をするだけではなくて

コンサルよりも事業そのものを考えています。

 

建築計画する際のリサーチやがヒアリングが

そもそもコンサルの「それ」とは異なりますから。

 

事業に対して

そして暮らしに対しての

リテラシーを確認すればわかりますよ。

 

やまぐち建築設計室 建築家 山口哲央

 

 

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