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ブログ・コラム

2023.11.07

使い心地と居心地のバランスを家具から考える融合の優位性、ダイニングテーブルとリビングテーブルのサイズ感と共に暮らし方の雰囲気も設計とデザインによる間取り構成の差が生まれます。

カテゴリ:
インテリア デザイン 家具

 

 

リビングテーブルの高さは

どのように決めるのか?。

 

ダイニングテーブルと

リビングテーブルの違い・・・・。

 

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テーブルは大きく

ダイニングテーブル

そしてリビングテーブルに

分けることが出来ます。

 

 

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ダイニングテーブルは一般的に

ダイニングチェアを合わせて使用する、

ある程度の高さを持った

テーブルです。

 

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おおよそ床面からの高さが

700750mm程度の天板高で、

ダイニングルーム

ダイニングスペースに

配置されることが

多いテーブルです。

 

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海外ブランドのものは

720750mmくらいのものが多く、

日本メーカーのものでは

700mm前後のものが

多く展開されています。

 

 

 

対して「リビングテーブル」は

低い天板高の

テーブル全般を指します。

 

日本では昔から

使われている「座卓」や「ちゃぶ台」も、

このリビングテーブルに含まれます。

 

なお、「ちゃぶ台」は

漢字で書くと「卓袱台」となります。

 

もとは長崎の「卓袱(しっぽく)料理」

※大皿に盛られたコース料理を、

 円卓を囲んで味わうもの

 

で使用する円卓を

床座で使用し脚を折りたたむことが

できるようにしたものが「ちゃぶ台」です。

 

かつての日本では、

食事をする部屋も寝る部屋も

一緒であったため、

食事の後は食卓を片付けて

寝具を敷く必要がありました。

 

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※畳リビングをデザインしたLDK

 

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※畳リビングをデザインしたLDK

 

 

使用後は脚を畳み、

ころころと転がして

部屋の片隅に片づけることが

簡単であったため、

天板が四角形の座卓よりも

丸い形のちゃぶ台が

普及したと言われています。

※諸説あります。

 

使用するシチュエーションによって

適切な高さも異なる

リビングテーブルの

基本的な天板高は

床面から390400mm前後であることが多く、

どのメーカーでも

それは大きく変わりません。

 

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リビングテーブルを使用する

シチュエーションとしては

床に座って使用する、

座椅子に座って使用する、

ソファに座って使用する、

という3つが考えられますが、

実はそれによって

使いやすい「高さ」、

つまり天板高も異なります。

 

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リビングテーブルを

検討する際には

自身がどのように

使用するのか(使用することが多いのか)」を

考えて検討する必要があります。

 

床に座って使用する場合の

適切な高さは

畳やフローリングなどの

床に直接座る「床座」で使用する場合、

いわゆる「座卓」としての

使用の場合は「350mm」程度が

適切な高さとなります。

 

一般に「ちゃぶ台」として

使用する目的のもの(脚の折り畳みができるものなど)は

このくらいの高さ設定で

販売されていることが

ほとんどです。

 

床に直接座るのか、

それとも座布団などを

敷くのかによっても、

使いやすい高さが多少異なります。

 

既存の座卓の買い替えの際は、

慣れによる「使いやすい高さ」もあるため、

その際には必ず

今使用している座卓の総高を

確認する事が重要です。

 

座椅子に座って使用する場合の

適切な高さは?。

 

座椅子を使用しての

リビングテーブルの利用する際の

適切な高さも、

基本的に床座の際に

座布団などを使用するのと

さほど変わりはありません。

 

ですが、

座布団などよりも

ある程度座面に厚みが出るため、

天板高は少し高めの方が

使いやすくなります。

 

座面高に対して

天板が低いことで、

作業や食事の際に

無理に背を丸めるような姿勢を

強いられることになるので

疲れやすくなるのと、

天板の高さが低いことで

天板下に膝が当たりやすくなるなど、

窮屈な座姿勢を

とらざるを得ないことになるかも知れません。

 

多くのテーブルは

天板下に「幕板」という

補強部材が入ることで、

天板下の余白は

余計に狭くなりがちです。

 

その点もふまえ、

理想は天板下に幕板などの

補強材が無いものを選ぶなど、

必ず事前の確認が必要です。

 

ソファに座って使用する場合は

2つの適正な座面高があります。

 

天板高400mm前後のリビングテーブルは、

ソファに合わせたものとして

使用する場合に

いわゆる「一般的なもの」となります。

 

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これはソファの座面高に

由来するものであり、

それと揃えることで

見た目の美しさを

整えることができることに

理由の一つがあります。

 

 

ですが、

この場合の難点は

ソファに着座した状態で

作業や食事を行う際に

テーブルが少々低すぎること。

 

あるいはテーブルの上にあるものを

手に取る際に

ソファで寛いだ状態から

上半身を持ち上げて、

前かがみになる一連の動作が

必要となることです。

 

後者の場合はともかく、

ソファに座って

食事や作業を行うことが多いのであれば、

天板高400mm前後は

やや低すぎると言えます。

 

この場合、

ソファの座面高次第ですが、

テーブルの天板高は

550600mm程度あると良いと

考えられます。

 

この天板高なら

ソファに着座しながら

無理のない姿勢で

作業や食事を行うことが出来ます。

 

ソファの反対側に

ダイニングチェアを配して

ラウンジ風なスペースを作るケースもありますが、

その場合は

ソファの座面高をふまえた

テーブルの高さを設定しながら、

ダイニングチェアの座面高も

テーブルの高さに即したものとする

必要性があります。

 

ダイニングチェアの座面高は

相応に低くなり、

脚も短くなることで

全体のバランスも

いびつになる可能性があるので、

合わせるチェアは

ラウンドバックスタイルなど、

背もたれの低いものや、

最初から座面高が低く

設定されているものがお勧めです。

 

ソファの座面高さにも

約3種類ありますので・・・・・。

 

食事や作業を行うことが

あまり多くないのであれば、

リビングテーブルは

コンパクトにして

オットマンを追加するなど、

よりくつろぎを重視した

リビング空間にすることも

考え方のひとつです。

 

高さだけではなく、

リビングを使用する際の

最大人数やその頻度、

ダイニングとリビングの広さ、

使い勝手や間取りに合わせて、

家具そのもののサイズが

適正であるかも確認は重要です。

 

いつもblogやInstagramなどで書いているように

空間は視界に入る要素によって

全てが変わります。

 

全体像の把握により

その質も使い勝手も居心地も

全てが変化します。

 

そういう意味で家づくりや

家具セレクト、

模様替えやマンション引っ越し等の際には

インテリアを含めた

事前の検討を大切に。

 

話しをもとに戻しますが

リビングテーブルを選ぶ際は、

どこに座るのか、

そして何に座るかによって

適正な高さが異なります。

 

住まい手さんやご相談者さんの

部屋の間取りやご家族構成、

そして住まい方や

暮らしのイメージに合わせて、

全体的な家具のレイアウトを含めて、

ダイニングテーブルの検討も

リビングテーブルも

暮らしには大切な要素。

 

家造りやリフォームの際は勿論ですが

模様替えや

年度末に多い引っ越しやマンション購入時の

インテリア相談等も

丁寧な暮らしのイメージを大切にしています。

 

暮らしのイメージとライフプランを大切に。

 

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建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

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