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ブログ・コラム

2023.11.11

水回りスペースの有効性をより高く考える暮らしのプラン、キッチン等もそうですが暮らしの環境を整える家事時間を過ごす空間のデザインと間取り設計の勘所。

カテゴリ:
間取り・動線・家事・プラン

 

 

暮らしやすさを左右する

「水回り」のレイアウトを考える。

 

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※駐車スペースから出入り可能な洗面脱衣プラン・大容量の収納棚スペースも設置

 

住まいにおける

水回りのレイアウトには、

さまざまな種類があります。

 

家族が毎日使う場所だからこそ、

デザインはもちろん

機能性にも

こだわりたいところだと思います。

 

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※作業台を兼ねたカウンターのある洗面化粧台・部屋干し可能に3.5帖の広さ

 

勿論家全体での

バランスと融合

そしてなにより

各家庭の暮らしの文化にそった

過ごしやすさを考えながら。

 

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※家族分の着替えを収納可能な引き出しと可動式棚の設置スペース

 

家族のライフスタイルや

家事動線を考えて、

レイアウトや収納場所を

工夫することで、

日々の暮らしやすさは

格段に上質化します。

 

これから注文住宅を建てたり

リフォームや

リノベーションを

計画する際には

考えておきたいところ。

 

水回りのレイアウトが大切な理由。

 

注文住宅(家)を建てるとき、

多くの方が

一番こだわりを持っているのが、

一日のうち比較的

長い時間を過ごす事となる「リビング」。

 

そして、キッチンも。

 

浴室やトイレなどの

水回りのプランについては、

ついつい後回しになってしまう方も

少なくありません。

 

キッチンだけではなく

洗面、浴室などの

水回りのスペースは、

家族が毎日使う場所となります。

 

どの場所に何のスペースを

設置するかによって、

家族の暮らしやすさや、

料理・洗濯などの

家事効率も変わってくるため、

よく検討することが大切です。

 

例えば、

ランドリースペースから

洗濯物を干すバルコニーまで

直結しやすい動線を確保したり、

キッチンや洗面・脱衣室を

回遊できるようにしたりする

工夫が挙げられます。

 

快適な暮らしを実現するために

生活の利便性を高める

水回りのレイアウトにも

どのようにこだわるべきなのか?

 

使い勝手のよい住まいの

レイアウトは、

家族の人数や

ライフスタイルによって

異なります。

 

一例として

暮らしやすさを考えた

レイアウトのアイデアについて。

 

回遊動線を取り入れる。

 

キッチンからランドリールーム、

洗面、脱衣室

バスルームへと一直線に続く

人の動きをイメージした「動線」と、

※動線とは人の動きの事です。

 

玄関からの回遊動線を

組み合わせて設計する間取り。

 

回遊動線とは、

行き止まりがなく

室内を回れる動線のことです。

 

2つ以上の経路が確保されるため、

移動時間が短縮されて、

廊下などでぶつかる事も少なく

家族がストレスなく

移動できるようになります。

 

また、行き止まりがなく

つながっていることから、

家の中が広く感じられることも

メリットの一つ。

 

帰宅後に食材をキッチンに運んだり、

子どもが遊んだあとに

すぐにお風呂や

洗面所に向かったり出来るようになり、

生活動線がスムーズになります。

 

水回りを一直線に並べる。

 

キッチンと洗面、

脱衣室などの水回りを

一直線に配置するような

間取り計画。

 

水回りのスペースが

一列に並んでいることで、

使い勝手がよく

スッキリとした印象になります。

 

また、

最短距離で移動ができる為、

水回りの家事が

同時進行で

進めやすくなることも

メリットの一つです。

 

実際に洗濯などの作業をすると

よくわかる事です。

 

このような水回りを

一か所にまとめたレイアウトは、

コンパクトな住まいにも

適しています。

 

ランドリールームで

洗う・干す・たたむ・しまうを

完結させる。

 

キッチンの近くに

ランドリールームを兼用した

ファミリークローゼットを

配置する事も

間取りの工夫です。

 

※ただし着替えは別のところで。

 

室内干しも出来る工夫を備えると

家事の負担も

減少しやすくなります。

 

従来は、

洗面所付近に設置した

洗濯機で洗い、

ベランダや庭で洗濯物を干して、

居室で洗濯物をたたんで

それぞれ個人が

クローゼットにしまう又は

どこか一カ所にまとめて置く、

といったように、

別の場所での

作業が多いかと思います。

 

洗濯をした後に、

干すたたむ(アイロン掛け等)しまうといった

一連の作業を

一部屋で完結できるような

レイアウトや間取りを

取り入れることで、

家事の負担軽減や

家事時間の過ごし方にも

良い意味で変化が起こる事にもなります。

 

たたむ作業をしやすいように

設置した作業台で

アイロンがけの工夫をしておくことで、

別の部屋に移動する手間も

削減できます。

 

ただし、座って行う

アイロン掛け派なのか

立ったままでの

アイロン掛け派なのか

又はハンガーに掛けたままの

スチーム派なのか等

具体的な家事内容の掘り起こしも重要。

 

キッチン近くに

パントリーと勝手口を設置する。

 

キッチンの近くに

パントリーや勝手口がある事で

室内外の移動や

荷物の持ち運びも変わります。

 

パントリーとは

食料庫のことで、

食材などを保管する

収納スペース。

 

そのほか、

食器や調理器具、

洗剤などの消耗品、

非常食の保管場所としても

使えます。

 

キッチンのすぐ近くに

パントリーを設けて、

そこから勝手口につながる

動線を確保することで、

買い物から

帰ってきたあとに

荷物を収納するまでの作業が

スムーズになります。

 

水やお米などの

重たい荷物や、

まとめ買いした荷物などを

玄関から運ぶ手間を

なくせます。

 

ダイニングとキッチンを

横並びにする。

 

料理のときの家事効率を

アップする

レイアウトの一つに、

キッチンとダイニングを

横並びに配置する

アイデアがあります。

 

キッチンとダイニングを

横並びに配置すると、

調理から配膳、

片付けといった

一連の作業を

コンパクトな動線で

行えるようになり、

移動距離の短縮に

つながります。

 

また、ダイニングテーブルの

スペースを有効活用すると、

料理に使用する

食材や調理器具を置いて

作業できるため、

キッチンが散らかりにくくなる

という事もメリットとなります。

 

対面式キッチンでの

良さもありますが、

家事動線や

日常的な食事の用意など、

家庭環境や

暮らし方によって

横並びの良さもあります。

 

ダイニングと連続した

デザイン性の高い

コーディネートができる場合は

LDK・部屋を広く感じる

工夫にもつながります。

 

玄関ホール近くに

洗面化粧台を設ける。

 

玄関ホールやその近くに

コンパクトな

洗面台を設置すると、

帰宅してから

すぐに手を洗えるため、

家のなかに

汚れやウイルスなどを

持ち込むのを

防げるメリットがあります。

 

小さな子どもがいるご家庭では、「

外から帰ると手洗いを

習慣づけやすくなります。

 

また、

来客時のお客さま用として

使ってもらえるため、

洗面室の生活感が

気になる方にも安心です。

 

水回りのレイアウトを考える際の

ポイントとして。

 

家族の生活動線を考える。

 

各スペースの

入り口の向きを考慮する。

 

収納や動作を踏まえて

広さを確保する。

 

水回りの設備は

家族が毎日使用するため、

家族の生活動線を

考えることがポイント。

 

朝の身支度や

お風呂などの時間帯では、

洗面や浴室、

トイレなどが

混み合いやすくなる事も

考えられます。

 

なかでもトイレ・洗面

浴室・脱衣所については

「どこに入り口を設ける」かが重要。

 

例えば、

洗面所とトイレを

脱衣所の外に出して設計すると、

誰かがお風呂に入っているときでも、

プライバシーを守りつつ、

家族がスムーズに

生活できるようになります。

 

また、

家事効率をアップするには、

水回りのスペースの

用途に合わせた

収納や作業場所を

確保する必要があります。

 

キッチンには

収納棚やパントリーを設置したり、

洗面室には

洗濯物の仕分けなどが

できるような作業台

場合によっては

ハンガーパイプを

取り付けたりすることも

有効です。

 

水回りのレイアウトは、

理想のライフスタイルを

実現するためにも

重要なレイアウトスペース。

 

日々の生活のなかで

仕事や家事に手一杯で

ゆっくり過ごす時間がない。

 

すぐに部屋が散らかってしまい、

片付けが大変

などといった悩みはありませんか?。

 

生活動線や家事動線を

どのように考えた

家づくりをするのかによって、

生活にゆとりが生まれて、

家族の快適な

暮らしにつながります。

 

なかでも水回りは、

暮らしやすさや利便性に

直結する設備機器類の存在もある為、

家族の人数や

ライフスタイルに合わせて、

移動しやすく

使い勝手のよい

レイアウトにとなるように。

 

暮らしの悩みを解決して、

生活環境をととのえて

暮らしやすい住まいを

実現できるように。

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建築家 山口哲央

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