ブログ・コラム
2023.11.17
ゆったりくつろげる畳の魅力、モダンな和室空間から古風で本格的な和室のある暮らしまで、過ごし方の価値観やシーンで和室や畳の魅力を考える過ごし方の提案。
- カテゴリ：
- 和モダン思想
ゆったりくつろげる畳の魅力。
※LDKの中心に畳リビングを設計を施した提案事例・ごろ寝の出来るリビング
一時期・・・畳の部屋や
和室はまったくつくられなくなりました。
※シンプルに仕上げた縁あり畳を採用した和室のある家・設計デザイン事例
ところが最近、
和室のデザイン性や
畳の機能性が改めて見直されており、
注文住宅でも
和室や畳のスペースを希望される方が
多くみられます。
僕は元々プランや間取りの
打ち合わせの際に
暮らしから紐解きつつ
住まいを考えさせていただいているので
結果・・・・「和室」や「日本間」を
間取りの中に考える事は多いです。
家族の快適な暮らしを考えたとき、
住まい手さんが
自分自身の暮らしを考えた際に
角度を変えれば
畳にはたくさんの魅力が
見えてくる事もあります。
そういうところも
細部まで考えていくと
畳はある意味デザイン性にも
優れているという事。
畳は断熱性が高い、
そして
日本の気候に適している事。
畳のある和室は
さまざまなシーンで使えるという事。
和室には
ちょっとした小上がりの畳コーナーから
本格的な設えのものまで幅広くあります。
※LDKを介して広い本格和室+小上がり和コーナーのある暮らし提案設計デザイン事例
※障子と襖でつながる和室の設計デザイン事例
※障子と襖でつながる和室の設計デザイン事例
※襖を開けるとLDKと繋がるレイアウトの和室・続き間としても利用可能な間取りプラン
畳や「ふすま」の種類によっては
スタイリッシュで
モダンな印象になり、
リビングとひと続きの和室を
注文住宅に取り入れる方も
多くいらっしゃいます。
また、畳の素材である「い草」は、
保湿性や断熱性が高いことが特徴です。
調湿機能にも優れているので、
湿度が高い
日本の気候に適しています。
さらに、
い草の香りの成分には、
リラックス効果が期待されるといわれます。
※雪見障子をデザインして庭を眺める趣のある本格的な和室デザイン提案設計の事例
畳を用いた癒しのスペースで、
ゆったりとくつろぐことができます。
※シンプルモダンな空間での縁なし畳を採用した和コーナー付の洋室提案事例
そのほか、
転んでも痛くないことや
防音効果があることから、
子どもが遊ぶスペースとしても
おすすめです。
畳の部屋やスペースを計画しておくと、
来客時に応接間として利用したり、
場合によっては予備室になったり、
シーンに合わせて使えるため便利です。
畳の魅力を活かした
和風テイストの魅力については、
実際の住まいを
ご案内させていただく事も可能ですので
お問い合わせください。
※設計事例案件についてご承諾をいただいた場合のみ。
畳の種類について畳には、
「縁（へり）付き畳」「縁なし畳」の
大きく2つの種類があります。
縁付き畳とは、
畳の両側に縁がついているもので、
昔から和室で
よく使われているタイプの畳。
※縁なし畳を採用してモダンな雰囲気で仕上げた和室の設計デザイン事例
縁なし畳は、
その名のとおり
縁がない畳のことで、
一畳と半畳のタイプがあることが特徴。
代表的な縁なし畳として
「琉球畳」や「琉球風畳」があり、
比較的すっきりと仕上がるので
モダンな空間や
部屋を広く見せたい場合には
人気があります。
畳の目を縦と横に交互に敷き詰めて
市松模様にしたり、
カラー畳にして内装に
統一感をもたせることも出来ます。
また、和室に用いられるような
床の下地の上に
敷き込むタイプの畳だけでなく、
フローリングの上に
設置できるような
置敷きタイプの畳もあります。
畳の素材についても、
い草のほか、
和紙や樹脂なども
用いられたものがあります。
柔らかな陽の光が
取り入れる事の出来る
障子や襖に囲まれた和の魅力ある空間で
心地よく毎日を過ごしてみませんか？
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建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4（1階）