ブログ・コラム
2023.11.22
設計事務所という場所の事を色々と、単純ではありませんが、考え方の一つとしてイメージしていただくと、夢を語る時間、話し合える時間は大切だなと実感していただけると思います。
- カテゴリ:
- 設計の事・デザインの事
最近、色々な方々と
お話をさせていただく機会もあり、
つい最近・・・・「ご相談に来られた方」も
自分からすれば
当たり前と思っていたことが、
意外と当たり前ではなかったのだな、
と思ったところもあるので
少しblogでも書いてみたいと思います。
「※ご承諾いただいています」
※ご相談用のアンケートシート
設計者(建築家)にも
色々なカテゴリや設計思想や哲学と
呼ばれるものがあるので
必ず「こうですよ」という訳で無いのですが、
少なくとも僕はそういう考えでいます。
建築家(建築士)の事務所という場所は、
家の新築を考えている方
だけのための場所ではありません。
もちろん「リフォームを考えている方」
だけを対象としている訳でもありません。
そうではなくて、
今を考えている、また人生設計を考えている
「建築というものを考えている」方のための
場所なんです。
どういうことかというと、
設計事務所は「家を建てる決心をした人」が
行くものだと思っている方が多いです。
といいますか、
自分が知る限りでは
ほとんどの方がこう考えています。
間違いとは言いませんが、
とても「もったいない」考え方です。
そうではなくて、
「自分の住む場所を再度考えてみたい」、
「仕事(商売)する場所を考えてみたい」と思った時に
相談をしに行くべき場所なんです。
家を建てる決心も要りません。
リフォームする物件を
必ず用意する必要もありません。
自分は今こういう場所に住んでいる、
でも何か違う気がする。
暮らしの空間を
うまく扱えているのかわからない。
生活にも「カイゼン」が必要なの?
よくわからないけれど、
ぼんやりとこういう風に
暮らしてみたいといイメージがある。
まずどうやったら良いのか、
それがわからない。
リフォーム?新築?中古物件?
事業を始めたいけど
なにから考えたらよいのかわからない。
なんていうところからまず、
相談してみて欲しいんです。
家造りの場合もそうですが
僕はソフト面とハード面
どちらもカバーするように
させていただいています。
例えば、
飲食店の設計や間取りを考える場合
提供する商品や
メニューが「何であるのか?」。
それにって、
基本的に「店の構造」や「デザイン」の
姿は変わります。
商圏があっているのかいないのか?
起業や商売そのものを「ご相談」
いただく事が大切なんです。
例えば「食品スーパー」の
設計を行うのに
陳列ルートの「イロハ」や「バックヤード」の内容すら
会話が出来なかったら
箱となる建築の話しは
出来ませんよね。
診療所や物販店舗も一緒です。
勿論フラワーショップや動物病院でも。
それぞれの建物や商売にかかる「法律」も
異なりますし・・・・・。
住まいや暮らしの空間も同じです。
キッチンを使わない人に
キッチンの事と
空間のバランスや
家事の事を相談しても
わかりませんよね。
部屋干しの事も、
ゴミ出しの事も・・・・・。
少し話しは脱線しましたが
家などについても
そういう事です。
家づくりはとても
手間と時間のかかる作業です。
おそらくですが、
ある意味では
非常に疲れる作業です。
それだけに、
ご相談者さんにとっても
人生を掛けたやりがいの大きい
作業でもあります。
僕の考えとしては
建築での(住まい造り)とは
新築の建物だけを
指すわけではありません。
リフォームして
部屋をキレイにする事を
指すだけでもありません。
ご相談者自身の
思い描く未来と場所、
生活と暮らしというものを
カタチにする作業のことです。
暮らし方や現在の環境を
どのように「ととのえる」のかという事。
建築家(建築士)設計事務所は
その夢を手伝うところだと
お考えください。
是非、気軽に
相談するところから
始めていただけたらと
思っています。
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やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
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