ブログ・コラム
2023.12.03
住まいと暮らしの設計、デザインとインテリアの効能提案、寝室は一日の疲れを癒し次の日を元気に過ごす為には欠かせない部屋、そのデザイン設計の提案には様々な意味を含んでいます。
- カテゴリ:
- 間取り・動線・家事・プラン
間取りと暮らしと
生活時間の過ごす空間が持つ効能。
※Poltrona Frau 大阪ショールーム
寝室は、
1日の疲れを癒し、
次の日を元気に過ごすためには
欠かせない部屋。
それだけに、
寝室はしっかりと
心身が休めるように
そして癒されるように
環境を整えておきたいところ。
せっかく注文住宅を
計画するのであれば、
より質の高い睡眠がとれるような
空間づくりを
目指すことで
過ごし方も満たされる空間に。
より良い寝室を計画する
ポイントと
間取りのアイデアを
お話しする事も多いので、
その内容も少しblogで
書いてみたいと思います。
リビングのように
快適な空間として
寝室を考えるように。
自然と風が抜けるように。
マットレスや布団に
水分がたまりやすく、
人の出入りも少ない寝室は、
比較的湿度が高くなりやすい場所です。
そのため、
寝室を快適な空間に保つためには
換気や風の通りを
確保することが欠かせません。
寝室の間取りを考える際は、
空気の通り道を
意識するのがポイントです。
適度な日当たりと採光。
寝室は湿気がたまりやすいため、
日中でも日差しが入らないと
ジメジメとした
部屋になりがちです。
また、状況によっては
カビも発生しやすくなってしまうので、
日当たりや採光を
十分に考えておきたいところです。
ただし、
日差しが強すぎると
暑すぎたり寝具が
日焼けしてしまったりするため、
部屋の向きや
窓の大きさなどで調整する事が大切。
夜に過ごすことが多い部屋
という認識も重要です。
プライバシーの確保。
寝室は、
住宅の中でも特に
プライベートな空間。
それだけに、
しっかりとプライバシーを
十分に確保することが大切です。
勿論「夫婦間」でもそのあたりは
十分に話し合う必要性はあります。
生活の時間帯の差や
生理的な現象も含めて
違いを認めて合わせるのか
それとも
その差を埋める事は距離を置き
別空間として考えるべきか?
というところも重要です。
そして
他の部屋とのつながり、
窓から寝室内が
見えてしまわないか、
防音性能など、
就寝について
十分にケアするように。
寝室の広さは
何を置きたいのかを
決めてから考える事。
寝室を快適な空間に
したいのであれば、
ベッドの周りに
適度な空間を
確保しておきたいところ。
しかし、
ベッドなど大型家具を
置くことを考えれば、
どれくらいの
広さが必要なのか
悩んでしまう方も多いはず。
必要な広さを見誤ってしまうと、
ベッドを入れたら
部屋がそれだけで埋まってしまった。
収納スペースの扉が
ベッドに当たって
開けにくいなど、
不便な空間になってしまう
恐れもあります。
僕は毎回、住まいの設計について
ご依頼をいただいた際には
まず、家具やインテリア、
キッチンなどの住設機器の
ご案内をさせていただいています。
間取りを考える前に
暮らしの必需品やイメージを
住まい手さん自身が
整理整頓する必要があるからです。
間取りや家自体を
考える事も重要ですが
そのまえに「暮らしのイメージ」が大切。
何をそろえるのか?
によって、
また設備や家具のサイズ、
LDKであれば
キッチンレイアウトや
ダイニングテーブル、
椅子、リビングソファや
リビングテーブル・・・・etc。
ここからの逆算と
感覚と間隔のデザインで
サイズを調整します。
勿論、寝室であればベッドなのか
その都度あげる「布団敷」なのか
ベッドの場合はシングルなのか
シングルを×2で配置するのか
セミダブルなのか
ダブルなのか
キングなのか・・・・etc。
ベッドのサイズも
実は13種類ありますから。
寝室の広さを決める際には、
寝室に何を、どう置きたいのか?
という事を考えてみる事。
寝室に置きたいものを
考えておくことで、
必要な広さの意味も
見えてきます。
勿論そこには
収納スペースを設けるのか
収納スペースの扉は
どのように開閉するのか?
ナイトテーブルや
テレビを設置するのか?
エアコンや
コンセントなどの位置にも
注目する事が大切です。
寝室をより快適にするためには、
エアコンやコンセント等の
位置にも
注目しておきたいところ。
エアコンの位置。
エアコンは
暑がり・寒がりなど
人それぞれに
感覚によって考え方が変わるため、
慎重に話しあうべきです。
直接風が当たる場所でも
問題ない。
ある程度ベッドから離す。
部屋ごとに
エアコンを設置せずに
全館空調を導入するなど、
あらゆる可能性を
検討しておくことが重要です。
コンセントの位置。
ベッド横にスマートフォンを
置きたいけれど、
充電ができないというのは
不便と感じる方も多いです。
デジタルデトックスを
考える事もひとつですが、
スマートフォン等で目覚ましを
掛ける方も
いらっしゃるかと思いますし。
延長コードを使用すれば
充電できますが、
あまり見た目はよくありませんし
寝ぼけて足を
引っかけてしまうことも
考えられます。
そのため、
必要に応じて
枕元付近に
コンセントを設置しておくことを
検討しておく事も一つの考え方です。
照明スイッチの位置。
電気のスイッチと
ベッドが離れていると、
オン・オフのために
起き上がったり
真っ暗な部屋を
移動したりしなければいけません。
そのため、
電気(照明)のスイッチや
ベッドの位置にも
気をつかっておくと良いです。
また、
リモコンで操作できる
照明器具を設置するのも
一つの手です。
疲れた体を癒す
こだわりの寝室に
夜に体を癒し、
朝を心地よく迎えるためにも、
寝室は暮らす人にとって
リビング同様に
心地よい空間にしたいもの。
注文住宅であれば、
広さや明るさ、
レイアウトなど、
生活スタイルや
好みに合わせた
寝室計画もしやすくなります。
寝るだけの部屋だから・・・・。
ではなくて、
1日の始まりと終わりを
過ごす場所として、
細かい部分まで
気を配って
こだわりの癒しの空間を
目指すことは大切だと思いますよ。
勿論、間取りの中に含まれる
様々な空間は
すべてそうあるべきだと思います。
暮らしのシーンが
満たされる住まいとなるように。
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