ブログ・コラム
2024.02.03
住まいの設計と間取りの計画にインテリアと過ごしやすさと居心地の関係性に家電との関係性を見せるデザインと隠すデザインで考える心地良さの間取りの工夫と提案設計。
- カテゴリ:
- 収納・片付け・暮らし・インテリア
住まいの設計と間取りの計画に
インテリアと
過ごしやすさと
居心地の関係性に
家電との関係性を考える。
※LDK空間にテレビボードと置き型テレビのレイアウト・配線を隠すデザイン
家電を入れる場所、
置く場所、
そして収納家具のポイント。
※LDK空間に壁掛けテレビのレイアウト・配線は隠蔽して壁の背面からメンテナンス可能なデザイン提案
部屋全体、
空間をすっきりと
気分よく過ごす
片付いた空間となるように。
※LDK空間に壁掛けテレビのレイアウト・テレビ背面壁にデザインパネルを採用して浮型のテレビボードへ機器類を収納配線を隠すデザイン
それは収納家具を
検討する時に
付加価値として
考慮しておくことで
状況は随分変わります。
内容としては
実際に収納するものを
どの場所にどのように
収めるべきか?
ということです。
特に電化製品、
つまり家電を置く、
あるいは収納する想定がある場合には
使い勝手が良い配置はどこか、
家電の配線をどうするかなど
考えるべきことが
多々あります。
そのため、
収納家具といっても
本を並べて入れる
というような
単純なものではなく、
ひとつひとつサイズも
仕様も異なる電化製品に応じた
想定能力が大切。
それぞれの家電を
納める収納家具を通して
考えておきたいこと。
LDK・リビングやダイニング、
勿論オーディオルームや
それぞれの個室等に設ける
TVボード等は
配線や転倒、
放熱に注意が必要で
TVボードは、
その名のとおり
テレビを設置するものであり
家電を想定した収納です。
テレビやDVDプレーヤー
場合によっては
ケーブルテレビなどのチューナー
ブルーレイレコーダー
オーディオなどの機器は、
ほぼ毎日使用することが
基本となるため
設置場所や用途、
配線方法や
周辺機器の有無なども
考慮しながら
収納を検討しておくことが大切。
テレビ自体は
天板上と相場は決まっているので
置き場所で悩むようなことは
無いでしょうが、
テレビボード自体の設置(配置)位置や
耐震に関しては
一考が必要です。
最近のテレビは
大型化していると共に
薄型になっているため、
それに比例して
転倒のリスクも
実は大きくなっています。
TVの脚の下に貼るだけで
転倒しにくくなる耐震シートや、
テレビ本体を
後ろから固定する金物などを
使用すれば、
万が一の時にも
転倒や破損を
少しでも軽減することができるので、
転倒防止に関しては
配慮しておいた方が良いです。
勿論、壁掛けTVにて
対応する事も一考です。
またオーディオ関係の中でも
特にAVアンプは、
放熱量が多いので
熱を逃がす空間を
設ける必要があります。
放熱を考慮しておかないと
機器の故障に
繋がってしまうためです。
AVアンプなどは
ただでさえサイズが大きいものが
多いのですが、
それに加えて
放熱スペースを確保した場合、
家具としてのテレビボード、
既製の商品だと
なかなか対応できる商品は
少ないことにも注意が必要です。
キッチン収納は「使う頻度」で
カテゴリー分けする。
※キッチンの背面に大型の家電及びキッチン収納を計画・4枚の引き戸の中に冷蔵庫を含む家電と食器類の収納スペース提案・隠す収納
電子レンジや炊飯器、
コーヒーメーカー、
電気ケトル、
フードプロセッサー、
ホットプレートなど
キッチン周りには
多くの家電があり、
それらはキッチン収納に
設置・収納することが
多くなるはずです。
※キッチンの背面に大型の家電及びキッチン収納を計画・引き戸とクローゼット扉で分別して冷蔵庫を含む家電と食器類・食品庫の収納スペース提案・隠す収納
どれも
間取り計画の時点から
考慮する内容ですが
どのように収納するかによって、
使い勝手にも直結するため
しっかりと人の動きと
生活の中での
作業内容を思い浮かべ
計画立てて
検討する事が大切です。
まず初めに「使う頻度」によって
カテゴリーを分けるのが
お薦めです。
※キッチンの背面にカウンター式のキッチン収納家具を設け家電をインテリアの一部としてモノトーンで揃えて使い勝手と空間を整えた暮らしの提案事例・見せる収納
電子レンジや炊飯器、
電気ケトルなどは
毎日使うものであり、
家具内に収めてしまっては
都度使用する時に
不便です。
すぐに手が届く場所に
置いておくことで
家事の効率もよくなります。
スライドトレーや、
収納の天板上・中台上に
置いておいたり
キッチンとダイニングの近くに
家電タワー等を計画する事も
最適化できる
間取りになります。
家庭環境や
日々の料理内容にもよりますが
フードプロセッサーや
ホットプレートなどは
毎日使うものではないかと思うので、
引出しの中や
シンク下の扉内などを
収納スペースとして
考えて良いかと思います。
同時に炊飯器などの
毎日使う家電においては、
人の動作する際に
使いやすい高さや範囲に
あることが求められます。
通常だと腰回り、
腰上前後の高さだと
手が届きやすく、
腕を動かす動線も短いため
作業自体が楽に感じられます。
調理家電などに関しては
それぞれ使う人の
姿勢や身長によって
使いやすさも変わるので
高さ関係を考慮する事も
間取り設計時には大切な要素です。
そういう意味で
個々に調整する必要性はありますが
使用頻度の高い家電は、
腰高の位置にあることが
ベストかと思います。
また、
電子レンジや
オーブントースターなどは
高熱を発するため、
こちらもオーディオの際に
書いた事と同じく
放熱するための
スペースが必要になります。
そこに収まるから、
とむやみに収納してしまうと
思わぬ故障に
繋がってしまいます。
どれくらいの
放熱スペースが必要となるかは、
機種により異なり
設置寸法にも
空き寸法の指定もありますので
各家電メーカーの
ホームページより
確認ができる説明書を見たり
メーカーに直接問い合わせを
しておくのも参考に。
オーディオ機器や
掃除機ロボットを考慮する。
リビング収納に
置かれる家電といえば、
オーディオ機器や
複合機が定番です。
テレビを置く人もいるでしょうし、
最近では
スマートフォンや
タブレットの
充電場所ともなっています。
音楽好きの人だと
スピーカーの置き位置や
高さなども気になるところですが、
これらはやはり
コンセントの位置との関係性と、
配線がスムーズに行えるかどうかが
大きなポイントになります。
配線が乱雑に見えてしまうことは
空間の美観を損ね、
いざという時の
利便性や
火災のリスクも
上がることになります。
収納背部のくり抜きや、
内部の開口なども
視野に入れながら
スムーズ且つ美しい配線を
心掛けたいところです。
そういった内容も
普段このブログ等でも
書かせていただいているように
家具と家電と
暮らす為の建築空間の関係性なので
間取り考慮と同時に
与条件の確認が大切です。
どの位置にどれだけの容量で
コンセントを設け
どのように配線を隠すのか?
収納横に額縁に入った
絵画やポスター、
あるいは観葉植物などを置くと、
収納横に配線部がある際に
うまく目隠しの
役目を果たしてくれますので
そちらも「検討要素」に。
また、
最近ではリビング収納に
掃除機ロボットの
ドック機能を
加味させる事も増えてきました。
正確には
充電スタンドを
収納内に設置できるように
計画しておくという事なのですが、
意外と掃除機ロボットの
設置場所は
美しく見せる方法が
少ないものです。
それらを解決する方法として、
配線孔を収納家具に
装備させて
配線位置も
考慮しながら
掃除機ロボットの
収納場所としても
リビング収納を
活用させるケースもあります。
このように
収納家具に家電を入れる、
または置くケースというのは
昨今の暮らしの価値観として
多々あります。
ある程度の
セオリーなどはありつつも、
各家庭によって
その詳細は異なるものです。
そのような状況において、
ベストな設置位置や
配線方法を獲得する手段となるのが
オーダーメイドでの住まい造り。
個々の事情に応じた
暮らしの空間や
収納家具は考えていくことは
生活を充実させる手段にもなります。
自分の大切な暮らしに
しっかりと寄り添い、
ニーズを満たしてくれる
空間づくり。
そして、同時にインテリア性も
兼ね備えたものが
暮らしを豊かにしてくれます。
それはじんわりと続く
長い幸せに繋がります。
暮らしの基準を見極めつつ
考える事。
建築家の設計する
本来の意味での
注文住宅は
多種多様なスタイルで
住まい手さんの暮らしを
上質に理想を叶えます。
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