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ブログ・コラム

2024.02.05

軒下空間を味わう注文住宅、オーダーメイドで暮らしの魅力を程よく風情ある建築となるように、外観を整える部材として考える視野と暮らしの余白、心地良さとして考える多角的な視野で軒の存在を設計デザインする住まいの考え方。

カテゴリ:
設計の事・デザインの事

 

 

住まいの外観や内観、

暮らしの心地にも関連する

素材や部材にも

意味がありますが

建築において

様々な機能を持つ要素である「軒」。

 

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※モダンな住まいの提案で軒下にLDKから繋がるウッドデッキの余白空間のある家外観デザインCG事例

 

 

 

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※実際に完成した住まい・軒下、ウッドデッキの余白空間にはハンモックもレイアウト

 

軒の意味や構造、

そのメリットとデメリットを知る事で

家の間取りも

考え方も大きく変わります。

 

そして注文住宅における

暮らしの心地も・・・・・。

 

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※和モダンな瓦屋根が印象的な外観提案で建物正面には段差を設けた屋根と軒を提案外観CG事例

 

 

 

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※実際に完成した和モダンの家・屋根先を外観の印象のデザインとして設計・門屋前より

 

注文住宅を考えている方々にとって、

理想の住まいづくりにおいて

軒が果たす役割を知る事で

暮らしの環境の視野に。

 

高級和風モダンの家 デザイナーズ住宅 和風 オシャレな和風住宅 新築 庭付き一戸建て 奈良県 奈良 磯城郡 田原本町

※実際に完成した和モダンの家・屋根先を外観の印象のデザインとして設計・建物正面より

 

 

軒とは何なのか?

住宅建築において軒は、

単なる屋根の一部ではなく、

建物のデザインや

機能性に

大きく影響を与えます。

 

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※建物正面の軒下・余白空間から眺める風景・ゆとりある和モダンの風情を味わう設計

 

その代表的な種類に

焦点を

当ててみます。

 

軒先

屋根の軒先は建物の外観に

大きく寄与する部分です。

 

その長さや形状によって、

建物の印象が

がらりと変わります。

 

長い軒先は

優雅で上品な印象を与え、

短い軒先は

スッキリとした外観を

演出します。

 

デザイン段階での検討が

肝要です。

 

軒下

軒下は出入り口や

玄関周りを覆う領域で、

雨や日差しから

建物を守ります。

 

機能的でありながらも、

そのデザインは

建物の印象を

大きく左右します。

 

軒下には照明や植栽を

配置することで、

更なる空間の魅力を

引き立てることができます。

 

軒天

軒天は軒先の裏側で、

通気や断熱効果に寄与します。

 

設計段階で

素材や構造に工夫を凝らし、

居住空間をより

快適にする要素となります。

 

また、

軒天を活かして

ロフトスペースを造るなど、

創造的な使い方も可能です。

 

軒のメリット

軒は意匠性を高め

軒のデザインは

建物全体の印象を左右します。

 

複雑な形状や

長さの異なる軒を取り入れることで、

建物の個性を

引き立てることも可能になります。

 

建築デザインにおいて、

軒は重要な

アクセントとなります。

 

雨漏りを防ぐ軒下があることで

雨水が建物の外壁や

玄関に直接当たることを

防ぎます。

 

これにより、

外壁の劣化や

雨漏りのリスクを低減させ、

建物をより長持ち

させることができます。

 

軒は雨の吹き込みを

防止できる。

 

軒下があることで、

強風や悪天候時に

雨水が室内に吹き込むのを防ぎます。

 

特に出入り口や窓周りにおいて、

軒の役割は大きく、

快適な居住空間を

実現する重要な要素となります。

 

家の外壁を保護する。

軒下があることで

外壁が直接雨に晒されず、

外壁の劣化を

防ぐことができます。

 

外壁の保護は

建物全体の耐久性を向上させ、

メンテナンスコストを

削減します。

 

軒は外部からの

視線を遮る。

 

軒下があることで、

外からの視線を

遮る役割も果たします。

 

プライバシーを確保しつつ、

開放感のある

住空間を実現できます。

 

軒は夏の日差しを遮る。

日本の夏は強烈な日差しと

高温が特徴ですが、

軒があることで

室内に直射日光が

差し込みにくくなります。

 

これにより、

冷房効果を高めつつ

エネルギー効率を

向上させることができます。

 

軒は外部縁側のような

軒下空間が生まれる。

 

軒下には

余白空間を設けることができます。

 

外部の余白空間は

自然との調和を感じさせ、

リラックスした環境を

生み出します。

 

季節ごとの風物詩や

景色を楽しむ場として、

家族や友人と過ごす場としての

軒下は魅力的です。

 

軒のデメリット

軒は好みの外観にならない

ケースもある。

 

軒のデザインは

好みが分かれる要素であり、

設計や施工によっては

理想とする

外観にならないことがあります。

 

建築計画の際には、

注意深く打ち合わせを行い、

納得のいく軒のデザインを

検討することが重要です。

 

軒は建築費用が必要。

軒のデザインや構造によっては、

建築費用が

増加することがあります。

 

特に特殊な形状や

素材を使用する場合は、

追加のコストが

発生します。

 

予算内で

理想的な軒を実現するためには、

プランニング段階から

検討が必要です。

 

法律上の建築面積に

含まれるケースがある。

 

軒の広さや形状によっては、

建築面積に含まれるため、

法律上の

建築可能な面積に

空間が制約されることがあります。

 

特に敷地が狭い場合や

建物の高さに

制限がある場合は、

注意が必要です。

 

建物全体のプランを

考慮しながら、

バランスを取ることが重要です。

 

軒は風の影響を受ける。

特に大きな軒の場合、

風の影響を

受けやすくなります。

 

強風や台風の際には、

軒が風圧を受けて

揺れることがあります。

 

この影響を軽減するためには、

それに応じた

適切な構造や補強が

必要です。

 

このように、

軒の形状や素材を

工夫することで、

個性的で魅力的な

オーダーメイドの

注文住宅が生まれます。

 

建築の際には、

理想の軒を実現するために

イメージを具現化する事が重要です。

 

注文住宅の

軒の出の長さを決める際の

ポイントは?

 

軒の出、屋根の長さは、

建物のデザインや

機能性に大きな影響を与えます。

 

適切な軒の出、

屋根の長さを決める際には、

以下のポイントを

考慮すると良いです。

 

外観デザイン

建物全体のデザインに

合わせて

調整することが重要です。

 

気候条件

地域の気候によっても

軒の出、

屋根の長さは変わります。

 

雨量の多い地域では

長い軒が有効ですが、

風の強い地域では

構造や補強に

気を付ける必要があります。

 

機能性

軒の下での利用を考えると、

出入り口周りや

庭など特定のエリアでの

機能性を高めるために

軒を設けることがあります。

 

その際には、

その機能に合わせて

軒の出・屋根の長さを

決定します。

 

「軒」に焦点を当て考える事で

暮らしの余白も変わります。

 

軒は単なる

建築部材にとどまらず、

建物の外観や

機能性に良い意味で

大きな影響を与える要素です。

 

そういったところからも

暮らしの心地を

丁寧に考えてみませんか?

 

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■やまぐち建築設計室■

 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

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