ブログ・コラム
2024.02.14
部屋の印象と使い勝手を変化させる空間構成デザインとインテリアコーディネート・ウィンドウトリートメントとなるカーテンやロールスクリーン、シェードをイメージするデザイン提案。
- カテゴリ:
- 家具と暮らしとインテリアコーディネート
部屋の印象と使い勝手を変化させる
ウィンドウトリートメント。
※インテリアコーディネートの際には実際の商品ショールーム等での打ち合わせも行います
プライベートを確保すると同時に
外光の入り方を調整する
カーテンや
ブラインド等の総称。
※モダンなインテリアに沿うように設けたシェードタイプとレースのウインドートリートメント
窓周りの装飾として
空間の重要な
アクセントとなるものでもあり、
様々な種類があります。
壁や天井の次に
面積が大きい場所となる窓は、
その存在感ゆえに
空間の印象をも大きく左右します。
※ドレープカーテンを採用せずにレースのみをウインドートリートメントとしたテラスに続く窓・印象がスッキリします
機能性やインテリア性に応じて
適切なスタイルを選んで
組み合わせることが、
心地よく美しい
空間づくりへの近道となります。
※ドレープカーテンを採用せずにレースのみをウインドートリートメントとしたテラスに続く窓・印象がスッキリします
ウィンドウトリートメントの種類。
一般的に
「ウィンドウトリートメント」という言葉は、
カーテンやブラインド、
ロールスクリーンといった
窓周りを装飾するものの
総称として使われています。
ウィンドウトリートメントの中でも
一番ポピュラーな存在が
カーテンです。
カーテンは厚手の生地で
仕立てられる「ドレープカーテン」と
透け感のある
軽やかな薄い生地を使用した
「レースカーテン」の
2種類に大きく分かれます。
また、
ロールスクリーン
※一枚仕立ての生地を上下に昇降させて開閉
プリーツスクリーン
※プリーツ加工された布を折りたたむように開閉
※ブラインド
複数のスラットと呼ばれる羽根の角度を
変えることで風や光の入り具合を調節できる
※シェード・ローマンシェード
一枚仕立ての生地を上下に開閉させるなども
一般的です。
それぞれはどのような空間と
相性が良いのか?。
カーテンは
内側にドレープカーテン、
外側にレースカーテンの
2枚重ねで使用するのが
一般的です。
最近は空間構成にあわせて
あえて逆に取り入れる
というケースもあります。
厚地のドレープカーテンは
遮光性や防音性を、
レースカーテンは
プライバシー保護やUVカット
遮熱等を担います。
窓の開閉が多い空間には
最も適していて、
ナチュラル寄りにも
モダン寄りにも
振ることができる
万能型といえます。
カーテンの開放時の
ボリュームが気になる際の解消や、
モダン寄りにしたいなら
ロールスクリーンや
縦型タイプの
バーチカルブラインドなら
そのニーズを満たすことが出来ます。
逆にナチュラル寄りに
持っていきたいなら
シェードを採用すると、
ドレープカーテンの持つ
ナチュラル感を保ちつつ、
機能性も確保できる
イメージになります。
※プリ―ツスクリーンを設置した中庭を囲う数寄屋・和風住宅の回廊・広縁空間
※プリ―ツスクリーンを設置した中庭を囲う数寄屋・和風住宅の回廊・広縁空間
プリーツスクリーンは
和室や和のテイストを活かした
ジャパンディ、
和モダンなどと相性がよく、
横型タイプの
ベネシャンブラインドは
特にウッドブラインドを採用すると、
ナチュラル風や
ヴィンテージ風の空間と好相性です。
※バーチカルブラインド(縦型ブラインド)を採用・提案事例
機能性で考える
ウィンドウトリートメント。
ウィンドウトリートメントは
様々な素材や機能を持つものがあり、
どのようなものを
選択するかも
機能性と空間の印象づくりに
大きく影響します。
遮光性を持った
遮光カーテン・遮光ロールスクリーン等は
採用している人も多いかと思います。
遮光カーテンは
等級が3つに分かれており、
最も高い1級は
人の顔が判別できない程の
遮光性を持ちます。
より光を遮断したい、
ということなら
等級の高いものを選ぶと良いです。
遮光カーテンは
外からの視界も遮るので、
日中リビングダイニングで過ごす時間の
プライバシーの保護にもなります。
ただし、
同時に光も遮ってしまうので
日中でも電気をつけなくてはなりません。
その場合は建築空間的な設計で
窓からの光を遮っても
明るさを確保出来る
空間設計が大切になります。
プライバシーを保護し、
外からの視線を遮るなら
ミラーレースカーテンが
おすすめです。
ミラーレースカーテンは
生地の裏側が光っていることで
外から透けにくく
なっているものです。
ドレープカーテンより
生地も薄いので
風通しが良い点に
採用のメリットがあります。
プリーツスクリーンを
採用するなら
通気性を取り入れつつ
遮光もできる
ツインタイプは
間仕切りや目隠しにもなり
対応力が高いです。
また、
ハニカムシェードと言われる
生地の断面が
六角形のハニカム構造のものも
お勧めです。
断熱性・保温性にも優れ、
省エネや
防音効果も期待できます。
安全や手入れで
考えるという選び方。
それぞれの暮らしのスタイルで
何を選択すべきかが変わる
ウィンドウトリートメントは、
それを選んだ際の
注意点も確認しておく
必要があります。
小さな子供や
ペットがいる場合、
ブラインドやロールスクリーンは
開閉の為の紐に
引っかかってケガや
破損の恐れが無いかどうかが
気になります。
普段から気を付ける事も必要ですし
予防策を考えておくことも
大切になります。
※インテリアの設計採用コーディネートの際は
僕の方から対策も
お話しさせていただいています。
コードレスのもの、
電動式のもの、
開閉や羽根の角度の操作が
床から離れた位置で
行うことができる
バトン式のものであれば安心です。
また、
最近では「スマートドレープシェード」という
レースカーテンのような
軽い質感がありながら
一枚ずつの生地が独立していて
通り抜けが可能
というものもあり、
こちらもボトムコード(紐)も無く、
安全です。
ブラインドは
埃がたまりやすいのが難点ですが、
汚れが付きにくい
撥水タイプや
防水タイプを選ぶことで
掃除もメンテナンスも容易になります。
ベネシャンブラインドを採用するなら、
先にも書きました
ウッドブラインドなら
静電気が発生しにくくて
掃除もしやすいものになります。
ウィンドウトリートメントは
室内の装飾以外にも
私たちの生活に欠かせない
様々な機能が備わっています。
特に家具や床など
無垢材を使用する場合は
木の自然な風合いに対し、
機能ばかりを追い求めると
カーテンだけが
浮いてしまう結果になってしまう
可能性もあります。
部屋の用途や
ライフスタイルによって
選ぶべき種類や素材も変わりますので、
機能だけでなくて
インテリアとのバランスを取りながら選び、
より心地よい空間づくりが出来るよう
住まいの設計をご依頼いただいた際には
家具同様に
トータルの空間コーディネートを
ご提案させていただいています。
暮らしの心地と過ごし方を丁寧に。
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