ブログ・コラム
2023.04.11
暮らしと価値観、生活習慣を紐解きながら住まい手さんのこれまでの暮らしでの常識とこれからの考え方を融合し生活環境を整える設計デザインから生み出す付加価値と間取り。
- カテゴリ:
- 家 住まい 間取り プラン
よく考えた住まいは暮しが楽しくなる。
質の良い設計とデザインで
人生の潤いを生み出す
暮らしの空間を丁寧に・・・・・。
※間取り平面+外構平面プランニング設計事例(暮らしの価値観とライフスタイルに紐づけし洗面脱衣室にウォークインクローゼットの間取り・朝と夜の入浴スタイル)
プランニングの重要性。
住宅の住み心地を左右するのは
基本的にはプランニングです。
間取りの検討要素と考える域の違いには差が生まれます。
そして全員が同じ感覚を持っている訳ではなくて
住まい手さんや家族によって
それぞれに好みや価値観はバラバラです。
その周辺を読み解き家づくりの「コア」をデザインする事。
地域の特性をつかみ、
街並みを構成する一要素としての視点と同時に
住まい手さんがこれまで暮らしてきた住まいの事や
得意分野不得意分野といった
実情の条件整理も必要。
家のもつ快適性だけの話しではなくて
過ごすことの意味とこれまでの価値観を丁寧に考える事。
暮らしの向上と質的な改善をはかるためには、
周囲との関係性を整えることも忘れてはいけません。
間取り単体ではないという事。
敷地に家を配置するという考え方ではなく、
敷地自体のもっている
様々な特質を読み取りながら、
住まい手さん各々が持つ暮らしの本質との融合。
敷地全体と価値観を生かしきるための
プランニングを行う事によって
過ごし方の有効性が高まります。
光の入れ方、風の抜け方を読みつつ、
居住する空間にとって何が心地よい時間を生み
生活環境に広がりを持たせることになるのか?
常に暮らしの原点を意識しながら、
外部空間、内部空間、
そしてそれらを繋ぐ中間的な空間を適切に配置し、
ボリューム化することで、
場のもつ良い意味での暮らしの価値に沿った
快適性を得ることができます。
壁の配置や窓の取り方、
天井の構成の仕方によって、
視覚・感覚的に感じる広さは明らかに違ってきます。
心理的な空間構成を意識しながら
デザインすることで
物理的な面積以上の広やかさを得ることができます。
これまでの空間体験や、
ご希望などをお聞きし、
ご家族の関係性・趣向・個性に鑑みて、
そこで繰り広げられる人々の生活を想像しながら、
空間配置や動線計画、部屋の大きさや空間の質をデザインしていくことで、
住むことによって「暮らしの良さ」が生まれます。
そういう意味では暮らす人に対しての「エネルギーが高い空間」に近づくように。
四季折々の自然と共生する住まいとして、
陽の光の移ろい、
雲の流れ、風の心地よさ、
木々の緑などに心を潤し、
日々の活力を再生させる空間。
その逆に閉鎖的で「とげとげしい空間」や
シンプルを追求したホワイトカラーの空間など。
暮らしの空間によって様々な印象が必要であり
その空間がそれぞれにとって別々の「心地よさ」を生み出すことになります。
価値観は最大の依り代。
つまり家は価値観の集合体であるという事。
万人に良い間取りではなくて
暮らす人にとって何が必要で
まだその暮らす人が気づいていない何かを
どのように反映するうのか?。
形成されている「これまでの生活観」と「これからの生活観」。
場所の持つ意味を
丁寧に仕上げるように。
暮らしの空間、
選択と検証の結果に
居心地をゆだねてみませんか?
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やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
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