ブログ・コラム
2024.04.17
「動線」が良いと住まいは過ごしやすくなるという事、それぞれの暮らしの価値観と暮らしの文化を紐づけする事は大切、それぞれに異なる暮らしの文化と生活習慣のデザイン。
- カテゴリ:
- 間取り・動線・家事・プラン
「動線」が良いと
住まいは過ごしやすくなるという事。
※ビルトインガレージのある家外観イメージ図事例
人や物が移動するときの
経路のことを「動線(どうせん)」と呼びます。
小売店などでは
お客さまが移動する経路(客動線)を
考えて売場設計を行いますが、
この動線の良しあしは
売り上げにも
影響する重要なものです。
そして住まいの設計においても
動線は重要です。
このブログでも
動線について書く事は多いですが
暮らしや価値観によって
その動線は大きく異なります。
間取りやプランだけではなくて
予算にも大きく関わります。
※玄関とリビングの間にファミリークローゼットを配置し移動空間の中に暮らしの価値観をデザインした間取り提案1階鳥観図
住まいの動線には、
炊事や洗濯、
掃除などの「家事動線」、
トイレや
お風呂に行くための「衛生動線」、
お客さまが移動する「来客動線」
などがあります。
勿論もっと細分化した
状態で設計する事もありますし
そうではない状態で設計する事もあります。
※家族一緒の時間とは別にそれぞれの時間を満喫する為の予備的空間も間取りに取り込んだ二階間取り提案鳥観図
それぞれの暮らしのスタイルや
最適化するべき
内容によって
細分化するべきなのか
そうではないのか、
その都度検討しています。
種類が違う動線を
なるべく交わらないようにする事や、
よく行き来する動線は
短くすることがポイントになります。
例えば玄関から
客間に行く動線上に
浴室などを配置することは、
家族のプライバシーを
考えると避けたいところです。
また料理をしながら
洗濯をする方には、
キッチンの近くに
洗濯機などを配置して
家事動線を短くする等。
移動のルートについても
勿論検討を怠らないように・・・・・。
トイレも寝室などから
離れ過ぎているのは
不便なものです。
暮らしのプランそのものに
様々な影響を持つ動線計画ですが
細分化するべきなのか
そうではないのかは
先ずは現在の暮らしを
どういった観点から最適化するべきなのか?
じっくりと現実をデザインする事が
ポイントです。
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