ブログ・コラム
2024.09.02
暮らしを彩る空間と過ごし方を丁寧に考えるキッチンからの創出空間の考え方にも色々ありますがそれぞれの暮らしに応じた過ごし方が出来る間取りとキッチンとライフスタイルの融合を。
- カテゴリ:
- 設計の事・デザインの事
家という毎日過ごす
暮らしの空間を考える際に
考えておきたい
家事の面とインテリアの面
そして暮らしの時間を
有意義にする場所の事。
Molteni&C大阪ショールーム空間展示
キッチンは家庭の中心
とも言える場所であり、
家族が集まり、
食事を作る場所です。
Molteni&C大阪ショールーム空間展示
そのため、
キッチン選びは
家づくりの中でも
非常に重要な要素です。
※LDK・キッチン空間展示構成表
Molteni&C大阪ショールーム空間展示
住まい造りの中で
僕は多くのご家庭の
キッチン空間の意味を考えてきました。
そういったところから考える
暮らしのカタチとしての提案に
一日何度も使うかもしれない
キッチンの事を色々
このブログでも
再度と書いてみたいと思います。
自分のライフスタイルに合った
キッチンレイアウトを選ぶ
キッチンレイアウトは
家族構成やライフスタイルに
大きく影響されます。
以下の代表的な
レイアウトの特徴を参考に、
暮らしと家事と
自分に合ったキッチンを。
I型キッチン
シンプルで省スペース。
狭いスペースでも設置可能。
L型キッチン
作業効率が高く、
開放感がある。
広めのスペースが必要。
U型キッチン
作業動線が短く効率的。
広いスペースが必要。
アイランドキッチン
開放感があり、
家族やゲストとの
コミュニケーションが取りやすい。
広いスペースが必要。
使い方などでも、
キッチンレイアウトは変わります。
車いす対応
キッチンカウンターの高さを調整し、
十分な足元スペースを
確保することで、
車いすでも
使いやすくなります。
特にシンクや調理スペースの下部に
空間を設けると良いのは
洗面化粧台も同じです。
複数人での調理
作業スペースを広く取り、
家事動線を確保することで、
複数人が
同時に調理しやすくなります。
アイランドキッチンや
L型キッチンは、
複数人での調理に適しています。
実はキッチンのレイアウトは
パントリーなどの収納位置、
冷蔵庫の位置、
配膳する位置関係などで
決まる事が多いです。
リフォームなどで
形状を変えたい場合、
キッチン周り全体の
見直しが必要となります。
特に、
使いやすいレイアウトを
実現するためには、
これらの要素を
総合的に考慮することが重要です。
機能性とデザインの
バランスを考える。
キッチン選びで重要なのは、
デザイン性だけでなくて
機能性も兼ね備えた
選択をすることです。
具体的には、
以下のポイントに注意が必要です。
収納力
家事スペースに丁度良い
収納スペースを確保し、
調理器具や食器を
整理しやすくすることが
大切です。
収納力を重視する場合、
引き出し型収納が
便利です。
また、
吊り戸を効率よく
使いたい場合は
リフト式収納庫を検討する事も
一つの案です。
収納タイプ
キッチンの収納タイプには、
大きく分けて
「背面収納」と「パントリー」の
2タイプがあります。
「背面収納」は
キッチンカウンターの背面に
収納棚を設けるタイプで、
「パントリー」は
食料品や調理器具を
収納するための
小室を設けるタイプです。
クローゼットのような
スタイルもあります。
家族のライフスタイルや
使用頻度を考えて
計画的に検討する事が重要です。
キッチンメーカーが提供する
便利なアクセサリーや、
調理効率を向上させるための
特殊な引き出し構造など、
使い勝手を高める為の
付属品も考慮してみるのも
良いかと思います。
また、
デザイン面では、
キッチンの見た目や
カラーバリエーション
取手やノブのデザインも重要視し、
家全体のインテリアスタイルに
調和させることは
暮らしの心地にもつながります。
コストを考慮しつつ、
機能性とデザインの
バランスを取りながら、
最適なキッチンを選ぶことが理想です。
キッチンの高さを考慮する
キッチンの高さは
使う人の背丈に合わせることが
重要です。
キッチンの高さは一般的に
90cm台、80cm台、70cm台の
3種類があります。
低いものを選ぶと
背の高い方はキッチンでの
調理や洗い物が大変になります。
カウンターが高いものを選ぶと
背の低い方は
加熱器具でやけどする
危険性もあるので、
スリッパを履くのか履かないのか
キッチンマットを
使うのか使わないのか
または建築側の工事で
高さを調整する事を可能にするのか?。
暮らしに紐づけて
慎重に選ぶ必要があります。
加熱機器の選択
加熱機器は
キッチンの中心的な
役割を果たします。
選択肢には
IHクッキングヒーターと
ガスレンジがありますが、
家庭の状況や
ライフスタイルに合わせて
選択するように。
IHクッキングヒーター
太陽光発電パネルがある場合や
オール電化住宅に最適です。
※熱源がガスの場合も
キッチンのみIHにすることも可能です。
火を使わないため安全で、
調理中の熱も少ないため
夏場でも比較的快適です。
特に、
高齢者のいる家庭
小さな子供のいる家庭では
火災のリスクを
減らすために
選択する事も多いです。
ガスレンジ
オール電化でない家庭では、
ガスレンジを使うケースも多いですし
料理時間を特別に考えている方々も
選択するケースは多いかと思います。
比較的ランニングコストが安く、
調理と火対しての
意識がある場合は
調整がしやすいのが特徴です。
火災のリスクを
考慮する必要があります。
引き出しや扉の面材も
重要なポイントです。
キッチンは日常的に
使用する場所であり、
清掃性の良い面材を
選ぶことが大切です。
サンプルを必ず確認し、
掃除がしやすいのかどうか?
耐久性がるのかどうか?
という観点も忘れないように。
料理スタイルに合わせた選び方
キッチンを選ぶ際には、
どのような料理を
日常的に作るのかも
重要です。
使用する器具や
作業スペースを
考慮しなければいけません。
例えば、
頻繁に焼き物をする家庭では
オーブンの設置も必要ですし、
大きな鍋を使う家庭では
広めのシンクが便利です。
コンセントの配置
キッチンで
電化製品を使用する際、
コンセントの配置は
重要なポイントです。
以下の点を考慮することで、
キッチンの使い勝手が向上します。
背面収納
電気ポットや炊飯器、
電子レンジなどの設置場所には
必ずコンセントを配置。
これにより、
調理や片付けが
スムーズに行えます。
キッチンカウンター
ミキサーや保温器具など、
カウンター上で
使用する電化製品のための
コンセントを設置することで、
わざわざ
ダイニングテーブルまで
移動する手間が省けます。
特に、
使用頻度の高い
電化製品の近くに
コンセントを配置することで、
作業効率が向上します。
予算内で最適な設備を選ぶ
キッチン選びにおいて、
予算は重要なポイントです。
予算内で
最大限の機能性と
デザイン性を実現するために、
以下のポイントを考える事も。
優先順位を決める
どの設備や機能が
最も重要かを決め、
それに予算を重点的に配分する。
オプションの選択肢
必要に応じてオプションを検討し、
予算内で使いやすさを実現できる
キッチンの機能面を考える。
省エネ機器の導入
エネルギー効率の高い
家電製品や照明を選ぶ。
節水機能
節水機能付きの水栓や
食洗機を選ぶことで、
水の使用量を減らす。
※水圧や洗い方によっての良し悪しを確認する事
シンクやカウンタートップの素材
ステンレス製や人造大理石等様々ですが
その違いを理解し、
自分のニーズに合った素材を選ぶ事。
ステンレス製
清掃性も良く、
コストも比較的抑えられています。
人造大理石等
コストはかかりますが、
前面にカウンターを設ける時など、
カウンターと作業面を
フラットに仕上げられる事も含め
美観に優れています。
水栓の選び方
水栓はキッチンの使い勝手を
大きく左右する
重要な要素です。
ハンドシャワーで吐水切替
通常とシャワー機能を
切り替えられる
ハンドシャワー付きの水栓は、
食器洗いや食材の洗浄など、
さまざまな場面で便利です。
水栓の選び方についても
以下のポイントを
考慮してはいかがでしょうか?。
シングルレバー混合栓
温度調節が簡単で、
操作が簡単です。
ダブルレバー(2ハンドル)混合水栓
温度と水量を
別々に調整できます。
使いやすさを重視する場合に
適しています。
スプレーヘッド付き混合水栓
強力な吐水で食器を洗浄したり、
シンク周りを清掃するのに便利です。
節水機能付き混合水栓
水の使用量を抑えて
経済的です。
環境にも配慮した選択です。
キッチンのデザイン性を考慮する
最後に、
キッチンのデザイン性も
重要なポイントです。
自宅のインテリアスタイルや
好みに合わせて、
デザイン要素も大切に。
カラーと素材
キッチンのカラーや素材は、
全体のインテリアに
調和することが重要です。
明るい色調や木目調など、
実際にサンプル等を
設備メーカーショールームで確認して
好みも吟味して選ぶように。
ハードウェア
取手やノブのデザインも重要です。
スタイリッシュなデザインもありますが
使いやすい形状を選ぶことで、
キッチン全体の印象が変わります。
利き手を考慮する
※コンロやシンクの配置
右利きの場合、
主にコンロの右側に
シンクを配置することで、
調理や洗い物が
スムーズに行えるケースが多いです。
左利きの場合には逆に、
左側に配置することが
一般的ですが
それぞれの状況を加味して
空間全体、間取り全体で
考慮すべき内容です。
収納の位置
収納棚や引き出しの配置も、
利き手に合わせて
考えることが重要です。
例えば、
よく使う調理器具や食器類を
取りやすい位置に
配置するなど、
使いやすさを重視する事等です。
作業スペースの配置
ご自身の場合での
調理の流れや作業効率を考えて、
利き手に合わせた
作業スペースの配置が重要です。
調理作業中に
移動距離を
どのように考えるべきなのかで
作業時間の質が向上します。
これらの要素を考慮して、
右利きと左利きで
異なるレイアウトを
設計することがあります。
ただし、
優先するのは
家庭の具体的なニーズや
スペースに合わせて、
最適なレイアウトを
検討することです。
キッチン選びの要点をまとめると、
機能性とデザイン
そして暮らしの調和が
重要だという事です。
家族のライフスタイルや
調理時間のスタイルに合わせた
レイアウトを検討し、
家事のストレスが少なくなる
使い勝手のよい収納や
作業スペースを配置するように。
キッチンの高さや水栓の選定も
快適性を考慮して行い、
生活時間を意識し、
清掃性や耐久性のある素材を選んで、
長期間快適に使用できる
キッチンを目指すように。
また、キッチンに関する
選択肢のご相談は家造りの際に
暮らしと含めてご提案しています。
暮らしの趣を
大切に考えた間取りと共に
キッチン空間も商品だけではなくて
生活に順応できる
ツールとなるように。
そういった側面からも
暮らしを丁寧に
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