お問合せフォーム

ブログ・コラム

2024.10.16

暮らしの事を丁寧に考える住まいの設計と提案となるように建築計画の際に住まい手さん自身が意識するべき根底の部分について色々とお話しをさせていただく事もあります。

カテゴリ:
家造りの最初の段階での選択肢

家造りを考える際、

建築前の注意点についても

色々な視点があります。

 

住宅設計住まいの設計で大切な暮らしの価値観と生活を考えた実質的な暮らしの間取り提案、過ごし方をイメージしつつ理想の状態に設計するには価値観の共有と住宅だからこそ考えるべき生活の本質を考えることが出来るのかどうか

※家造りの前にご記入いただく暮らしの見直しの為の質問事項

 

情報過多の世の中ですが、

いろいろ調べて

悪い事はありません。

 

ですが、

情報元がどういった経緯で

書いているのか、

また内容の正確さや

実績の内容などの

悪い点と良い点を

しっかり知った上で

情報を参考にして

マイホームの検討をして下さい。

 

工務店(建設会社)など

依頼先選びの注意点も重要です。

 

大手ハウスメーカーや

地場の工務店、

建築設計事務所(建築家・建築士)など、

様々な選択肢がありますが、

皆さんは

どこで家を建てますか?。

 

企業名が

一種のブランドと化してる

大手ハウスメーカーであれば、

実績や信用に関しての

安心感はありますが

うがどうしても費用が高くなります。

 

勿論、一律にどの現場でも

同じクオリティーではありません。

 

現場それぞれに同じものを

持ってきて

置くだけではないので。

 

地元の工務店であれば、

会社規模の違いはありますが

経費がそもそも異なるので

ある意味の柔軟性もあります。

 

周囲での評判など

容易に調べられますので

良し悪しの判断も

つき易いですし

比較的大手ハウスメーカーと比べると

費用も抑えられます。

 

有名な建築士や

実績のある建築設計事務所なら、

他には無い

まさに自分だけの建築が可能ですし、

建築士が有能であれば

ある程度無駄の抑えた

建築費用になります。

※建築コストを調整する設計

 

もちろん、

費用に糸目をつけずに

拘り抜けば

金額は青天井で

上がってしまいますが・・・・・。 

 

マンションを購入するにしても、

有名なゼネコン(総合建設会社)もあれば

地域密着型のゼネコンが

あったりとするので、

本当に様々な選択肢があるわけですね。

 

実績や信用、

デザイン性や耐久性、

費用、建築条件など

様々な要素を加味して

選択するのですが、

忘れがちな条件が一つあります。

 

それは、その工務店

ハウスメーカーの建築後の対応です。

 

将来性なんて

どうでも良いと思いますか?。

 

いえいえ、

非常に重要な条件ですので、

ここもしっかりと

考えて選択してください。

 

と言うのも、

持ち家と言うのは

ほとんどの場合、

数十年~と言う

長いスパンで住むことになると

思いますが、

その間に何も無い家というのは

ほぼ存在しません。

 

外壁塗装や防水工事、

屋根の葺き替えなどの

定期メンテナンスも必要になりますが、

大事なのは住んでいる間に

経年経過や設備の老朽化による

修繕です。

 

基本的には引き渡し前に

確認した状態で

引き渡されるのですが、

時間が経って発生する故障なども

設備商品の場合は特に

一定数存在します。

 

耐久期間の設定もされているもの

多いですし。

 

備類の耐久期間も

ある程度更新が

必要となっていますから。

 

それらの修繕は、

通常、建築を請け負った会社が

行う事により

情報の整理も

可能になりますが

内容を知らない状態で

単なる修繕だと

そこで分からない問題発生の

キッカケに

なってしまう事もあります。

 

頼んだ工務店や

ハウスメーカーが持っている

情報は本当に重要ですから。

 

将来の事という意味では

しっかりと

考えておく必要が

ある訳です。

 

家族の同意・意思疎通

 

心構えや立地条件、

工務店選びと

最低限の注意点がありますが、

建築計画前には

家族との同意を取るのも必須です。

 

というのも、

どちらか一方が乗り気で

片方はさほど乗り気でない場合、

家のプランが

片方の意見ばかりが

反映されてしまい、

家族の家ではなく

自分だけの家に

なってしまうからです。

 

中には、

資金を出すのは自分だから

と言う理由で

自身の意見を強行する人も

存在するという

ケースもあるようです。

 

こう言うと失礼かもしれませんが、

そんな状態を考えると

家を建てる必要は

ないんじゃないかなと

思ってしまいます。

 

その後を想像すると

分かりやすいですが・・・・・。

 

僕の個人的な意見は置いといて、

家族の同意というか

意思疎通が図れてない場合だと

暮らしてからいろいろな

不具合も出ますから。

 

そうなると、

住み始めてからが大変ですし

幸せになる為の家造りで

誰も幸せになれない

という結果になってしまいます。

 

それにですね、

家族と話し合う事で

家についてだけでなく、

家族の想いや

考えにも触れる事ができる、

という話しです。

 

僕が最初に

間取りの話をせずに

暮らしの話しや

家具や人生観のお話しなどで

触れているのは

そういう事です。

 

何を話したら良いか、

というのはありませんが、

どう話し合ったら

良いか考えるのが

苦手な方は

いくつか項目を挙げておきます。

家を建てる理由の共有

  • 立地条件について
  • いつまでに購入したいのか(入居時期)
  • 新築、中古、戸建て、マンションなど家の種類
  • どういった暮らしにしたいのか

 

他にも将来について

話し合ったりなんかも

良いかと思います。

 

せっかくの機会ですので、

家族とのコミュニケーションの

きっかけとして考えてみて下さい。

 

プランの打合せ

家族との意思疎通を図れた場合、

ある程度の目処をつけた

家造りの窓口に相談を。

 

プランの打合せは

ゆっくりする方が

良いかと思います。

 

1年以上、

最大で3年じっくり考えたという

方もいましたので、

着地すべき予定日が

決まっていない場合は

特に焦る必要はないです。

 

といっても、

何度も打ち合わせを行うのは

スケジュールも調整が

大変な場合もあるでしょうから

大凡の目安を

話し合っておくとよいかと

思います。

 

精神的にもゆとりのある状態を

保つことが出来るように。

 

家族と話し合った

家の条件を

箇条書きにして

伝えると言うのは

オススメです。

 

例えば

  • 家族構成(家族計画)
  • 部屋数と大きさ
  • 想定予算(現実味のある価格)
  • Instagramやピンタレストで気に入った家の情報(youtubeなんかの情報でも可)
  • 立地条件(土地が決まってない方)

 などです。

 

他にも拘りたいという

ポイントがあれば、

それも重要事項として

記入しておくといいかもしれません。

 

僕の場合は

それらを網羅しつつ

現状の生活を見直したり

将来のビジョンについて

家族でも

話し合うことが出来る

記入シート(住まいのチェックシート)を

お渡しして

そこに先ずは

書き込んで頂くようにしています。

 

書き込める内容と

そうではない内容はありますが、

それをもとにすると

家族の中でも

話し合いができやすくなります。

 

情報を整理しつつ

その余白も視野に入れながら

イメージづくりを

させていただくように

しています。

 

あと、

打ち合わせの際は

少し時間に余裕をと思います。

 

家の打合せって

非常に時間がかかります。

 

1・2時間なんて

あっという間で

気がついたら34時間と

言うのもザラにあります。

 

親にとっては

大事な打合せですが、

小さなお子様にとっては

非常に退屈な時間になりますので、

可能であれば

そういった内容も含めて

時間を予め

相談しておくことも大切です。

 

もちろん、

家庭の事情はそれぞれですので

時間の使い方もそれぞれです。

 

時間を区切って

複数回に分ける事もできますので、

その辺りは依頼予定の

工務店(建築会社)

ハウスメーカーや

建築設計事務所(建築家・建築士)に

確認しておくことが無難です。

 

さて、

色々と準備をして

プランの打合せに

臨むわけですが、

一つ大事な注意があります。

 

短期間で絶対に決めたらダメです。

 

もちろん、

入居のタイミングを

考えているのなら

急ぐかもしれませんが、

どうしてもそのタイミングに

合わせないといけないのでなければ、

動き出しが遅かったと諦めて、

タイミングを調整した方が

良いかと思います。

 

サービスや特典、

割引などの

その場の勢いで決めてしまうと、

7割の人は後悔します。

 

7割と言うのは

僕の知る限りでの

周囲での感覚なので、

もっと多いかもしれませんし、

少ないかもしれませんが、

後々に響いてくる事が多いですので、

その場の勢いや

営業文句で間取り確定に

落とされない様に注意して下さい。

そして、何故ダメなのか

ですが・・・・・。

 

情報を理解できないままで

家を決定する状態になる

という事です。

 

勿論、空間把握能力が高く

イメージ力もあり

図面の意味を理解できれば

問題ありません。

ですが、変な言い方をすると

図面を正確に読み取れない

専門家もいる訳です。

 

情報の意味が

理解できるようになるまで

僕は情報を調整するようにしています。

 

勉強の予習復習本番と同じです。

言語化の話しでも

そうですよね。

 

普段のご自身の仕事の中でも

感じる事はあるかと思います。

それと同じです。

 

それと意外と見落とされるのが

選択の限定ですね。

 

皆さんは新築であれば

どんなメーカーの

(キッチンなどの水回りや床材など)でも

使えると思っていませんか?。

 

もちろん、

お金さえ出せば

どんな物も使えますが、

基本的には企業ごとに

取り扱っている商品が

決まっていますので、

予定していた商品が

使えないなんて事もありますし、

大手ハウスメーカーは

限定モデルなんかを

商品メーカーと

タイアップして

開発したりしてますので、

その辺りは使えないものも存在します。

 

注文住宅のはずなのに

ハウスメーカーが指定する

幾つかの商品の中から

選ばざるを

得ないなんて事もあり、

それ以外になると

実質的な商品価格と

手間の違いだけではなくて

それ以上の金額を請求されたりと、

言いはじめれば

きりがありません。

 

なので、

最初の打合せでは

間取りではなくて

家造りそのものに対する

考え方をきちんと整理整頓しながら

家づくりが出来るのかどうかを

相談するように

注意して下さい。

 

家というのは

そこにあるものを買う内容と

そうでは無い家づくりがあります。

 

建売住宅・分譲住宅で

良いケースもありますし

そうではないケースもあります。

 

注文住宅だから

出来る内容もありますが

その分大変な事も

存在しています。

 

楽に簡単にという事であれば

建売や分譲の

コンセプトモデル

またはマンションが

最善かも知れません。

 

ですがそれでも

オーダーメイドの家造りや

注文住宅だからこそ

実現できる内容だったり、

理想に対する対価としての

家ができた時の感動も

凄まじいものなのですが、

そこに至るまでは

本当に大変だと思います。

 

僕が書いているこのブログも

ご自宅の新築や

リノベーション・リフォームを

考えている方の

一助になれましたら幸いです。

 

過ごし方を意識した考え方も

丁寧にと思います。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
やまぐち建築設計室
ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから
気軽にご連絡ください。
-------------------------------------
やまぐち建築設計室
 建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-41階)
https://www.y-kenchiku.jp/
-------------------------------------

 

BACK

ブログトップへもどる