整理整頓しやすい

収納の計画性。

 

※勝手口と手洗いスペースを持つ「棟」をつなぐ空間に濡れても大丈夫な畳と大容量の収納スペースを計画した間取り提案時のCG

 

物の定位置を考えて

散らかり難い暮らしを

イメージできるように。

 

家造りの打ち合わせの際

住まい手さんの

暮らしを知ることから始めます。

 

当たり前のことと

思われるかもしれませんが、

家族構成や趣味、

普段何を着て

どんな時間を過ごして、

将来はどんな暮らしがしたいのか？。

 

勿論それ以外にも

様々な暮らしのカタチを知る時間。

 

生活スタイルを

どのように考えるべきなのか。

 

例えば、

仕事内容によって

服装は変わってきますよね。

 

スーツを着る方と

ラフな作業着のような

動きやすい服装で

仕事をする方では

おすすめの収納が変わってきます。

 

スーツを多く持っている方は、

ハンガーがたくさんかけられる

収納のほうが使い勝手がいいですし、

比較的カジュアルな服装が

多い方は

たたんでしまうことのできる

棚のほうが

便利だったりします。

 

物の定位置を決めるのは

整理しやすい環境を

計画するコツです。

 

他にも

玄関に無造作に置きがちな鍵は、

玄関ニッチのように

見せる収納を計画することで

置き場所が固定されて、

出掛ける際に

探さないといけないという

心配もありません。

 

洗顔や洗面の為のスペースには、

化粧品や

よく使うドライヤー

シェーバーなどの

電化製品なども置く場所を

きちんと確保し、

近くにコンセントも

設置することで

コードがぐちゃぐちゃになるといった

ストレスも減ります。

 

普段何気なく行っている

生活ルーティンを

数え上げるのは

少し骨の折れる時間かも知れませんが、

あらかじめ物の位置が

決まっていると

生活が始まった際には

すっきりと収納できるので

片付けの動作が

ぐっと楽になります。

 

本当の暮らしやすさは

どの範囲にあるのかという事を

間取り検討の前から考えるように。

 

実は、

最初は収納なんて

細かいところまで

興味がないという住まい手さんが

多いのですが、

暮らしの内容について

じっくりお話しを聞かせていただくと

・アクセサリーをしまう場所がほしい

・観葉植物を育てているから、

センス良く飾りつつ収納ができたら

・そういえば趣味のフィギアを飾る場所が・・・・。

徐々に要望が出てくるものです。

 

物が綺麗に収まるのは

比較的気持ちがよく、

定位置が決まることで

片づける場所がわかり、

部屋が散らかりにくくなります。

 

その分打合せは大変になりますが、

きちんと物の定位置が

決まっている事で

住むほどに習慣化していきます。

 

それによって家事時間が

煩雑ではなくなったり

衣替えが楽になったり

日常のゆとりの時間が増えたり

掃除や片付けが

楽になったり・・・・・。

 

過ごし方の時間配分にも

余裕が生まれる事で

一人の時間も

家族との時間も

良い時間の密度が

生まれる事もあります。

 

家を建てるときは、

ついついリビングなどの

間取りや見た目の

デザイン性を気にされる事も

あるかと思いますが、

そういうところも考えつつ

暮らしに寄り添った

細かいところにもこだわることで、

暮らしの根底の部分にも

満足度の高い

環境が整うと思います。

 

過ごし方のシーンに

暮らしの環境を整える

片付けや

整理収納の意識も大切に。

 

生活スタイルや

ルーティンにあわせて

物の置き場所を

考えつつ

住まい手さんにとって

整理整頓しやすい環境と

気持の良い

暮らしづくりとなるように

過ごし方に連動した

住まいの方向性を

丁寧にと思います。

 

住まいの新築・リフォーム
リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は
■やまぐち建築設計室■
ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから
気軽にご連絡ください。
-------------------------------------
■やまぐち建築設計室■
　建築家　山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4（1階）
https://www.y-kenchiku.jp/
-------------------------------------