ブログ・コラム
2024.11.21
(仮称)古風な暮らしに和のエスプリを感じる高台の家新築工事、暮らし方の趣を間取りと仕上げに反映した暮らしの空間も徐々に見えるようになってきたところ、仕上げの感度を差し色も意識しながら。
(仮称)古風な暮らしに和のエスプリを感じる高台の家新築工事。
現場では建物を覆っていた
仮設足場と養生シートが外れた状態で
建物の外観が見える状態に。
※外部仮設足場と養生シートが外された状態
※提案途中での外観イメージCG
今回の間取り設計プランでは
東西方向の「奥行き」がポイントで
建物外壁は少し幅を利かせて
前後に半屋外スペースを計画して
軒先と軒の出(屋根)の効能も使いながら
日差し調整や視線の向きなど
風景をどのように取り込むのかも含めて
道路側からの見え方にも
和の手法をいろいろと活用しています。
まだ「外構」庭の雰囲気が
可視化されていませんから
そのあたりが完成すると
建物そのものの見え方も変わります。
※和室部分内装デザインを造作中・吊押し入れ
※デザイン提案途中段階での和室イメージ内観CG
内部も仕上げの下地が
徐々に出来上がり
部屋としての広さも
しっかり認識できるようになっています。
住まい手さんにも現場にお越しいただき
そのあたりの完成具合も
ご確認いただいたところです。
※和室と繋がる空間に設計している地窓周辺
窓の範囲も色々な仕掛けの中で
限定的な視界に
仕上げているところもあり、
例えばこの廊下突き当りの「地窓」。
座っている際にも
立っている際にも
ある程度の視界を限定することで
風景に対する見え方を
調整しています。
床から繋がるようなイメージ
外側にはウッドデッキが
取りつくのですが
そのもうひとつ外側には
和の風情を
外にも内にも感じる事の出来る
格子をデザインしています。
その格子越しの風景が
今回のポイント。
夜になると
灯りが漏れることにより
和の趣も一段と
味わい深くなります。
間取り上、
そういったエリアと
シンプルモダンを楽しむエリアを
家の中でも区分していて
雰囲気の切り替えも
暮らしの中でできるような
仕上がりになります。
※工事中のLDK部分・天井の中間エリアに段差を設けています
リビングは極力装飾を無くして
シンプルをよりよく味わうように
仕上がる予定。
※厚みを極力薄くした窓台(厚み7ミリ)
窓際の「額縁」も厳選して
住まい手さんとの打ち合わせの中で
最終的に室内扉でも
提案採用している
神谷コーポレーションの「ライン窓台」を。
見える厚みが7ミリなので
薄さの効能により
より空間がシンプルに感じられます。
一つの「モノ」ではなくて
いろいろな建材・素材・仕上げの
集合体が空間として認識されるので
照明や扉も同様です。
※各部屋の仕上げ壁紙提案
でも「差し色」的なポイントも
ある意味で「フォーカルポイント」となるように
いろいろ仕掛けの工夫も
空間の仕上げには盛り込んでいます。
手段と目的というところで
着地するとこにどのような
設計の工夫を施すのかで
印象はガラリと変わります。
実は、最初の方に書いていた
和室や縁側エリアの
和を際立たせる範囲同様に
もう一カ所「和」を艶めくような
イメージで仕上げる空間があります。
その仕上げについては
またの機会に。
暮らしの趣にも
いろいろなセクションが
存在することで
趣の変化を楽しむのも
味わいだと思いますよ。
暮らしの喜怒哀楽に
程よく寄り添う空間設計も
注文住宅の魅力だと思います。
暮らしの時間を
丁寧に考えてみませんか?。
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