ブログ・コラム
2024.12.03
(仮称)古風な暮らしに和のエスプリを感じる高台の家新築工事、和を意識した仕上げの中にモダンな暮らしの風景を設計した心地よい暮らしの提案を具現化しながら住まい手さんにとって使い勝手の良い家に。
(仮称)古風な暮らしに和のエスプリを感じる高台の家新築工事。
※工事用仮設足場が外れて和風の外観が佇まいとして現れるようになった現場
現場は工事用の仮設足場が外れて
佇まいも和の雰囲気が
感じられる仕上がりも徐々に。
今回計画した
1階と2階の格子には
外側を整える意味と
もうひとつ内部空間と
その周辺における役目を
いろいろと持たせています。
※アプローチから続く玄関ポーチは和をモダンに意識できるように洗い出しを意識した仕上げに
詳しい話は家の完成後の際に・・・・・。
今回は室内に入る前段階
玄関ポーチと玄関
そして人の動きである「動線」を
3重に設計したうちの一部
家族玄関周辺を
少し書いてみたいと思います。
※まだ工事養生中の玄関ポーチとそこから続く玄関の仕上げ・玄関建具はスマートキー付の引き戸を採用
和の雰囲気を味わう際に
土間を活用する事が多いのですが
今回は和風住宅の趣を重視しながら
モダンなイメージを味わう
コンセプトもありましたので
洗い出しをモチーフにした
リンクストーンを
玄関+玄関ポーチ周辺に採用。
リンクストーンとは
四国化成建材という
商品メーカーの舗装材
骨材とよばれるものを
無黄変ウレタン樹脂で固めたものです。
サイズもS/M/F等があるのですが
今回は写真のような使い方を。
和風住宅の代表である
数寄屋の家にも
設計の際、
僕は基礎の周辺に使う事も
提案する「洗い出し」と
雰囲気も近いので
良い感じに仕上がります。
採用するサイズと内容によって
雰囲気もガラリと変わりますから
選択はイメージにあるように
調整を掛けますが
程よい感じに仕上がっています。
足もとの雰囲気が変わるだけで
和の味わいも随分変化します。
※玄関から続く玄関クロークを意識した収納スぺ―ス・シューズクロークを兼ねた家族玄関
そのまま玄関に入ると
間取り設計時に
いろいろな相談を経てデザインを施した
複数のリビング前動線が
暮らしやすさを意識できるように
完成しています。
ひとつはメインの
玄関ホールを通じてダイニングを経て
LDKへ・・・・。
そして玄関ホールを通じて
廊下を経てキッチン側からの
LDKへの動線。
最後に家族玄関、
シューズクローク兼
ウォークスルークローゼットを経て
玄関ホールに続く廊下に入り
リビング側、キッチン側の
どちらからも出入りできる
回遊性を持ちつつ「クローバー動線」を
備えた複合的な玄関。
今回の間取りの中に
投入したこの仕掛けは
過ごし方から割り出した
間取りの使い方。
それぞれの家庭や
生活文化の価値観により
好ましい間取りは変わります。
ですが朝の時間や帰宅の時間に
どのような動きが
万能に近くなるのか?
という事を考えると
玄関やホールが
綺麗な状態で保たれている
というのはある意味「気持ちの良い朝」や
「家に帰るとホットする」という
感覚に対して
素直な状態になりやすいと思います。
そんな暮らしのポイントを
暮らしの風景に馴染むように
カタチと素材をととのえた住まいも
もうすぐ「家」というカタチが
完成します。
暮らしの空間に
味わいを生み出す仕掛けが
いろいろと備わっている
住まいのカタチは
理想だけではなくて
現実的な背景+「こうあればいいいな」
という意識の部分を
程よく融合した住まいです。
間取りのカタチだけではない
暮らしの風景を
デザインする住まいづくり。
続きはまたの機会に
書きたいと思います。
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