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ブログ・コラム

2025.03.21

建築家とつくる家、家事を踏まえた動線計画と共に暮らしに寄り添う収納計画、快適で美しい住まいの工夫を間取り計画と生活習慣から紐解き暮らしを整える収納計画で美しさと快適さを両立するように、例えばコレクションルーム兼多目的ホールとつながるリビングがある間取りと暮らしの提案。

カテゴリ:
収納・片付け・暮らし・インテリア

 

家造りの際に、

間取りの中で

家事や暮らしの

動線と同様に・・・・・。

 

ジャパンディでオシャレな暮らしの空間にリビングと繋がる多目的な収納スペースとホールのある間取り提案と暮らし方提案、単なる収納スペースではなくてコレクションルームを兼ねた過ごしやすい場所としての開放的な空間設計デザイン

※リビングと繋がる多目的収納ホール兼コレクションルームのある家・提案設計事例

 

住まいの快適性を

左右する要素の一つとして、

収納の計画は

欠かせません・・・・・。

 

家具を極力減らし、

暮らしをシンプルに

保ちたいと望む方も多いですが、

その理想を実現するには、

住まいに十分かつ

適切に設えられた

収納が欠かせません。

 

住宅雑誌などの

統計調査などにも

よく書かれていますが

「収納の少なさ」に

不満を抱える方が

約4割と最多で、

「幅や奥行の不足」

「風通しの悪さ」

「湿気」なども頻出する課題。

 

一方、

より充実させたい

収納場所として

「ウオークインクローゼットや納戸」

「クローゼット」

「風呂場・脱衣所収納」

「玄関収納」などが挙げられます。

 

収納が十分なら、

必要以上の家具を置かずに済み、

軽快かつ洗練された

空間を創出できることもあります。

 

ですがその「十分」が逆に

物を溢れさせる状態を

つくりだす事にもつながります。

 

暮しにとって「最適解」となる

状態を考える事も大切に

収納計画を

整理整頓するように。

 

自分たちの暮らしを

改めて「見直す事」で

見えてくる事も

沢山あると思いますよ。

 

収納方法も調理と同じで

レシピだけではうまくいかず

独自性をキチンと見る事重要です。

 

そういう意味で

収納計画の工夫をいろいろと・・・・・。

 

キッチン近くにパントリーや

玄関脇に土間収納を設けると、

動線に沿った

効率的な片付けや

収納物の出し入れが可能となり、

暮らしの質は

格段に向上します。

 

食料品や日用品を

一か所に集約すれば

作業動線がスムーズになり、

玄関に土間収納があれば

アウトドア用品や

靴類をまとめやすくなります。

 

これらの収納には

換気や衛生面への

配慮も欠かせません。

 

切な素材と

レイアウトを施すことで、

快適さと清潔感を

長く保つことが

できるようになります。

 

ですがそれらが

正解という訳では無くて

生活スタイルに沿うのかどうかが

重要なんです。

 

収納スペースを

むやみに増やすと、

居住空間が圧迫されかねません。

 

大切なのは、

何をどこに収納し、

どのように活用するかを

明確にすること。

 

たとえば、

寝室や子供部屋には

衣類や学用品をまとめる

クローゼットを設け、

リビング周辺には

普段使いではない

来客用のスリッパや

日ごろ使う物を収める為の

収納を配置するなど、

用途や使用頻度に合わせた

計画が求められます。

 

そうすることで、

住まい全体の

統一感が保たれ、

暮らしやすく美しい

空間を形成することに

近づくかと思います。

 

加えて、

収納の位置や寸法は、

将来的な

ライフスタイルの変化に

対応できる

柔軟性も意識したいものです。

 

子供の成長に伴い、

必要となる物品や

量が変わることは

珍しくありませんし、

在宅ワークの普及など

住環境を取り巻く

トレンドも日々変化しています。

 

あらかじめ可動棚を設けたり、

空間に余白を

残しておくなど

工夫を凝らせば、

新たなニーズにも

適切に対応できやすくなります。

 

さらに、

将来リフォームや

増改築を検討する際にも、

収納をベースにした

柔軟なレイアウト変更が

容易になり、

結果として

住まいの長期的価値を

高めることにもつながります。

 

収納計画と連動した

照明や素材選びとの

バランスも重要です。

 

暗く窮屈に

感じやすい収納空間に

適度な採光や照明を

取り入れることで、

使い勝手がぐっと向上します。

 

たとえばですが、

扉に関してもそうですが、

引き戸や折れ戸の

開閉方向を工夫すれば、

狭い場所でも

スムーズに出し入れが行え、

室内の動線を損なわずに

収納を活用できる

という事もあります。

 

また、

湿度の高い日本では、

収納内部の通気性や

調湿性能への配慮が

不可欠です。

 

押入れやクローゼットの

内部を通気しやすくしたり、

調湿効果のある素材を

採用することで、

カビや嫌な臭いを

防ぐことができます。

 

さらに、

家の構造や断熱性能と

連動させることで、

収納に対する

温度や湿度の影響を

最小限に抑えることが

可能になります。

 

これにより、

保管品を長期的に

良好な状態で維持できるだけでなく、

住まい全体の

快適性も高められます。

 

収納は「ただ物をしまう」だけでなく、

住まいに余白をもたらし、

生活動線を整える

重要な役割を担います。

 

家造りを

検討中の皆さんも

日常生活で

思う節はあるかと思います。

 

ビルトイン収納を導入すれば、

扉を閉めた際に

壁と一体化し、

統一感あるインテリアを演出できますし

オープンシェルフや

見せる収納を

部分的に採用すれば、

お気に入りの小物

アートを飾り、

住まいに個性や

潤いを与えることも可能です。

 

ゆえに家づくりでは、

家族構成や趣味、

生活スタイルなどを

総合的に考慮し、

適切な収納量と

機能を見極めることが肝要です。

 

設計段階で

何を、どこに、

どのように収納するのか?

ということをイメージし、

各部屋の広さや動線、

採光や換気などの

条件と照らし合わせながら

最適解を探ります。

 

こうした手間を

惜しまない計画が、

完成後の暮らしを

より豊かにしてくれます。

 

収納は決して脇役ではなく、

間取り計画上も

住まい全体を

機能的かつ美しく

まとめ上げる「要」となります。

 

上質で心地よい空間を

実現するうえで、

収納計画は

不可欠な要素です。

 

限られたスペースでも

創意工夫を凝らせば、

暮らしの利便性と

ゆとりを

大きく向上させることが

できます。

 

建築家としては、

収納設計を空間デザインの

一部として捉え、

ご家族の暮らしやすい

環境づくりに

寄り添う提案をすることも

大切にと考えています。

 

家造りの際には、

ご自身のライフスタイルを

見つめ直し、

長く愛せる住まいを

築き上げるためにも

暮らしのポイントを考えて

収納計画を

住まいづくりの根幹と

連動させて捉えることで、

暮らしやすさと

美しさの両立を

図ることが可能となります。

 

一つひとつの工夫が

積み重なることで、

住まいがもたらす豊かさは

より深まり、

日々の暮らしそのものが

大きく変わっていくと

考えています。

 

やまぐち建築設計室は
その家に暮らす家族の過ごし方を
デザインする設計事務所です。
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