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ブログ・コラム

2025.03.31

育児・子育てをしながら共働きという暮らしの環境をどのように意識して過ごすのか?家事と育児の負担を減らす家造りと間取りの設計で子どもの成長と夫婦の暮らしを支える住まいづくりの提案。

カテゴリ:
間取り・動線・家事・プラン

家事と育児を両立しながら、

家族皆が

穏やかに過ごせる

住まいを手に入れたい。

 

シンプルモダンな子育て空間をデザインした間取りの工夫、1階のLDKに子供たちの勉強部屋を繋げるプラン

※子供たちの勉強部屋を1階のLDKとつなげた間取りプラン・将来の成長にあわせて部屋の使い方を変える設計

 

 

そんな想いを抱く

20代・30代の子育て世代は

少なくありません。

 

働き方改革といえども

特に共働きの方が増える昨今、

毎日の家事と

子どもの世話を

どうスムーズにこなすかは

大きな課題です。

 

子供部屋は勉強や普段の遊び部屋として使うデザインの提案で寝る場所は別に二階の間取りに組み込んだ設計

※必要に応じて開閉可能な扉でLDKと連続した子供部屋の構成・キッチンや家事室からも連続した間取りの設計

 

それぞれの暮らしと

現代のライフスタイルに

合わせた住宅設計が

求められます。

 

子どもの成長を見据えた

間取り・動線をテーマに、

家事負担を減らし、

家族のコミュニケーションを

より豊かにする

住まいづくりも

2世帯住宅を含めて

数多く手掛けさせていただいています。

 

個室として使う際には扉を使ってLDKとは別室に出来る間取りのプラン設計

※裸足でも気持ちの良い無垢材床フローリングを子供部屋に使い様々な環境要素を成長の過程で味わう工夫を盛り込んだ設計提案・考える力を養う事は重要です

 

自らの家族での

子育ても含めて

そんな経験からも

今回は「その辺り」の事柄を

書いてみたいと思います。

 

家事動線の

最適化がもたらす効果。

 

家事は、調理・洗濯・掃除など

実に多岐にわたります。

 

これらを同時並行で

行うことが多い

子育て世代にとって、

家事動線を短くする

メリットは計り知れません。

 

例えばキッチンと洗面所、

バスルーム、

物干しスペースが

一直線につながっていれば、

洗濯機を回している間に

食事の下ごしらえを進めたり、

子どもをお風呂に入れながら

別の作業をしたりと、

「ながら家事」が

格段にしやすくなります。

 

玄関からキッチンが

近い間取りは、

重い買い物袋を

運ぶ負担を軽減し、

日々のストレスを

減らしてくれます。

 

また、

最近では玄関土間を活用し、

ベビーカーや

自転車をそのまま

収納できる動線を

確保する間取りの工夫も。

 

こうした

間取りの設計があるだけで、

子ども連れの

外出準備や後片付けが

スムーズになります。

 

実際、

住宅金融支援機構の調査によると、

「家事のしやすさ」を

家づくりの最優先事項とする

子育て世代が

年々増加していることが

わかっています。

 

子どもの成長に

寄り添う空間づくり。

 

子どもが小さい頃は

リビングやキッチンから

目が届く場所に

プレイスペースを

設けることで、

親は家事をしながらでも

安心して子どもの様子を

把握できます。

 

和室や畳コーナーを

リビングに隣接させれば、

畳の上で昼寝をさせたり、

来客時の客間として

使ったりするなど、

多目的に活用が可能です。

 

小学生以降になると、

学習の場が

必要になります。

 

「リビング学習」が

注目される背景には、

親子のコミュニケーションを

取りやすいという

利点がありますが、

一方で成長とともに

プライベート空間を求める時期も

すぐにやってきます。

 

そのため最初から

壁で部屋を

細かく仕切るのではなく、

可動式パネルや

収納家具、

部屋を仕切ることが出来る工夫で

将来的にスペースを

区切れるようにしておくと、

ライフステージの変化に

柔軟に対応できます。

 

例えば、

あるご家庭では

リビング横の和室と

子ども部屋をあえて繋げておき、

仕切りを開放すると

広い遊び場になり、

子どもが大きくなったら

仕切って

2部屋に分けられるように

工夫しています。

 

 

ライフスタイル、将来的な暮らしの変化を見越して現段階では自由に使う事が出来るフリールームの間取りとなっている畳の間とフローリングの間

※ライフスタイルの変化や家族構成の変化を様々な角度から検証してつくり込まない多機能性を持つフリールーム

 

二階にはフリーな空間を用意して

子供が成長する過程で

部屋造りを考える

という間取り構成の提案も

何度かさせていただいています。

 

シンプルモダンでオシャレな暮らしのデザインに子育てのストレスを軽減するデザイン設計案を組み込んだ暮らしの提案

※1階のLDKに直線的な移動空間となる余白(動線スペース)を設計して移動途中に様々な家事が出来る間取り提案

 

こうした設計により、

幼少期から思春期まで

「暮らし方」を変えずに

快適さを維持できると

好評です。

 

ライフステージを見据えた

間取り計画。

 

在宅ワークや

テレワークが急速に

普及している現代では、

家の中に仕事専用の

スペースを設けるという

ニーズも高まっています。

 

※コロナ前の「SOHO」住宅のようなイメージです。

 

子どもが小さいうちは

リビング学習や

プレイルームとして活用し、

子どもの成長後や

夫婦だけの暮らしに

シフトしたときに

書斎や趣味の部屋として

使える設計は、

将来的なリフォーム費用を

抑えるうえでも

効果的です。

 

例えばリビングを

吹き抜けにし、

2階に回廊型の

ワークスペースを作れば、

一体感とプライベート感を

両立しやすくなります。

 

また、

子どもが巣立った後は

部屋の数が

余ることもあります。

 

あらかじめ

リフォームしやすい

構造にしておけば、

空き部屋を

ゲストルームや

在宅介護が必要になった際の

部屋に転用することも

容易です。

 

最初の家づくりの段階から

ある程度の

今後のライフプランを見通し、

余裕を持った

設計にしておくと

長く暮らせる

住まいとなります。

 

地域コミュニティと

奈良県の子育て環境。

 

奈良県は古都としての

文化が深く根付く一方、

大阪や京都への

通勤圏にも近いため、

利便性と

豊かな自然環境を併せ持つ

エリアが多いのが特徴です。

 

子育て世帯にとっては

学校や保育園の選択肢、

病院や商業施設へのアクセス、

そして地域コミュニティの

在り方も

重要なファクターです。

 

近所同士で

子どもの送り迎えを

協力したり、

地域の子育て支援サークルに

参加することで、

負担が軽減されるだけでなく

交流が深まる

メリットがあります。

 

家づくりの際には、

玄関アプローチや

庭先を

オープンにしておくことで

ご近所付き合いが円滑になり、

地域の行事や

祭りにも

参加しやすくなケースも

数多くあります。

 

自治体によっては、

子育て世帯を対象とした

住宅補助金や

ローン減税制度が

整備されている場合があるため、

活用すれば

資金的なハードルを

下げられます。

 

※地域によっては

景観保全や

移住などについても

補助金があります。

 

 

さらに、

多世代同居を検討する場合は、

二世帯住宅に対応できる

玄関の分離や

バリアフリー設計などを

盛り込むことで、

それぞれの

プライバシーを保ちながら

協力し合える

住環境が構成する事も可能です。

※多世帯住宅・二世帯住宅の場合は

それぞれ生活文化を

見直す必要があります。

 

便利設備とスマート家電の活用。

 

子育て世代にとって、

ロボット掃除機や

食洗機といった

家事を軽減する設備は

非常に頼もしい存在です。

 

間取りの段階で、

ロボット掃除機が

隅々まで移動できる

フローリングや

段差のない設計を

採用したり、

食洗機を導入しても

作業スペースが

狭くならない

キッチンレイアウトに

したりすると、

導入後のストレスが

大幅に減ります。

 

共働き家庭では特に、

スマート家電を

活用して

帰宅前にエアコンを

オンにしておく、

子どもの帰宅を

スマホで通知するなどの

機能が重宝されます。

 

また、

洗濯機と乾燥機を

分けて置くよりも、

一体型やガス乾燥機(乾太くん)を

選ぶことで

干す手間そのものを

削減できる

ケースもあります。

 

こうした

家電の導入に関しては

初期費用がかかりますが、

長期的に見れば

家事負担を

大きく減らす

投資となるはずです。

 

自治体によっては

省エネ性能の高い住宅への

補助や

助成制度があるため、

上手に組み合わせれば

コストを抑えつつ

暮らしの質を

向上できます。

 

実際の声と統計から見る傾向。

 

総務省のデータですが、

共働き世帯数は

年々増加しており、

家事を効率化したいという

ニーズは以前にも増して

高まっています。

 

 

また、

子どもを持つ世代ほど

将来の学費や

生活費に備えながら、

いかに家づくりに

予算を回すか

という視点も重要になります。

 

あらかじめ

フレキシブルに使える

間取り設計の

重要性が浮き彫りになっています。

 

さらに、

ライフスタイルの

多様化に伴って、

賃貸併用住宅や

店舗付き住宅など

新しい住まいの

在り方を選ぶ方も

増えていますが、

その場合も

家事と育児が

両立しやすい構造に

なっているかが

大きなポイントです。

 

何を優先し、

どのような間取りがベストなのか、

家族全員で話し合って

方向性を固める

プロセスが大切になります。

 

家事と育児を両立しながら

暮らしやすさを

考える住まいの計画には、

子どもの成長を

見据えた間取りと

動線設計が欠かせません。

 

キッチンや

水回りをまとめて

家事効率を高めたり、

リビング横のスペースを

多目的に使えるよう

工夫したりするだけで、

家庭内のストレスを

大きく減らすことができます。

 

奈良県のように

歴史と自然が

豊かな環境を活かしつつ、

地域コミュニティの

力を借りれば、

より安心して

子育てできる体制も

整いやすくなります。

 

さらに在宅ワークや

将来的な家族構成の変化にも

柔軟に対応できる

間取りプランや

生活プランを検討することで、

長期的に快適な暮らしを

維持することが

出来るようになります。

 

家は家族が集まり、

成長し合う

「人生の拠点」です。

 

だからこそ、

家事や暮らしの動線を

最適化し、

子どもの成長と

コミュニケーションを

深める空間づくりを

最優先に考えたいもの。

 

何年経っても

「この家に住んでよかった」と

思えるような

住まいを実現するために、

ぜひ間取りと

暮らし方の計画に

心を砕いてみてください。

 

自治体の補助金や

建築家のノウハウも

活用しながら、

ご家族が笑顔で過ごせる

現実と理想の

バランスがとれた住環境を。

 

家づくりは

人生の中でも

特に大きな決断が必要です。

 

計画段階から

じっくりと検討し、

家族の要望や

地域の特性を

丁寧に取り入れることで、

一生の財産となる

住まいが完成します。

 

子どもたちの

健やかな成長と、

親にとっての

暮らしやすさを両立できる

住環境を、

一歩ずつ「カタチ」に

してみてください。

 

やまぐち建築設計室は
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