ブログ・コラム
2023.06.13
(仮称)古風な暮らしに和のエスプリを感じる高台の家新築計画・間取りの中にシンプルを配置しつつ雰囲気を整える打ち合わせ、過ごす室内と移動の距離感と意味・階段を通じて暮らしの質を打ち合わせ。
よく考えた住まいは暮しが楽しくなる。
※アトリエにて住まい手さんご夫婦と間取り計画と暮らしの質感について打ち合わせ
※フルハイトドアを利用した質感とモダンでシンプルなイメージを昇華中のLDK・リビング側よりキッチン側を眺める内観イメージCG提案
間取りの中で考える
室内での移動での事について。
平屋の家(平屋建て)の場合では
廊下やホール、
部屋間での対応ですが
二階建て等で上下階がある場合は
階段の要素をどのように考えるのか?
によって間取りそのものも
間取の位置関係も
間取りの結果による過ごし方変化します。
環境の良い場所に階段を設けるのか
移動の最短ルートで
歓談を考えるのか、
便利な場所に階段を設けるのか
一番使わない余った空間に
階段を考えるのか等様々。
移動のルートとして考える階段に
付加価値をデザインする事もあります。
単純な移動ルートだけではなくて
寛ぐ場所としての価値や
時間短縮を行える場所、
空間の雰囲気や移動の安全性を考える場所など。
階段の取り方で一階と二階の繋がり方も
移動の状態も随分
変化します。
そういったところを今回は
住まい手さんご夫婦との
間取りプランづくりの打ち合わせ。
単なる移動ではなくて
それの「見え方」や「雰囲気」
移動の際に起こりうることの「諸々」も含めて。
過ごし方をイメージしつつ、
室内での移動ルートを
多角的に考えていますよ。
過ごす場所、
暮らす場所の価値を丁寧に。
やまぐち建築設計室 建築家 山口哲央