ブログ・コラム
2023.07.02
間取りと暮らしと階段の計画性、スケルトン階段と箱型階段の違いをイメージしつつInstagramを通じて建築済みの住宅保持者さんから新規ご相談で既存階段下の活用についてのお問い合わせ。
- カテゴリ:
- 家 住まい 間取り プラン
よく考えた住まいは暮しが楽しくなる。
階段下をどうにかしたい、
階段下の空間を
どのように活用していいか
分からないのでアドバイスお願いします。
過去の投稿事例と
ホームページの物件事例とblogをご覧になられて
今回はインスタから
このようなメッセージをいただきました。
※ご相談者さんがご覧になられた設計デザイン事例
※ご相談者さんがご覧になられた設計デザイン事例
階段下の空間は
一般的には収納にすることが
多いと思うのですが、
昨今は開放的なスケルトン階段も
増えてきて
活用の幅も広がっています。
※ご相談者さんがご覧になられた設計デザイン事例
とはいえなんでもスケルトン階段にすればよい
なんでも階段下は収納にすればよい
という訳では無くて
基本的に間取りの考え方と
暮らしのイメージに対して
階段がどのような役目を持ち
どのような位置づけで考える事が
より最適なのか?
という事なんです・・・・・。
※ご相談者さんがご覧になられた設計デザイン事例
なので本当は階段下空間は
間取りと暮らしに連動してイメージしておくことが大切。
例えばデスクなどを置いた場合、
階段踏板の隙間からホコリがどんどん落ちてくるので
その場合は「スケルトン」である
ストリップ階段ではなく
通常の階段を計画してほこりが落ちないようにして
囲む等の配慮のデザインが必要であったり。
※ご相談者さんがご覧になられた設計デザイン事例
スケルトン階段のプランによっては
あえて窓際に配置して光の入り方をデザインする
オブジェ的な役割を持たせたりしつつ
LDKの一部として空間に
取り込んだり・・・・・。
観葉植物を配置したりすることも
居場所や眺めをつくるのに
階段下活用が出来る場合もあります。
多少デッドスペースになったとしても、
やはりスケルトン階段の開放感は
大きなメリットです。
階段の形状は
何気に普段の生活にも
影響してきますので、
慎重に検討する必要があります。
話を戻しまして
ご相談者さんの階段については
間取り図と現地を拝見して
階段下にコンセントも幸いにして複数ありましたので
空間にあう置き型の照明を提案して
壁と周辺を照らし
暮らしの余白スペースとして活用する提案で
ご対応させていただきました。
※KOIZUMI照明・スタンド型ライン照明で間接照明的に壁を照らし空間への奥行き感の演出デザイン提案
ここにグリーンである観葉植物や
モダンなイメージにするなら苔玉のグリーンを配置して
潤いの演出もひとつですよ、
インテリアとしての空間提案。
今回は階段下の空間の活用について
実際のインスタからのご相談内容を
相談者さん了承のもとで
事例としてblogに書かせていただきました。
質問やご相談は随時という訳ではありませんが
ご対応可能な期間であれば
受け付けております。
新築やリフォームなどでも
ご相談をいただいておりますが
少しお待ちいただいているケースもありますので
時期についてはご相談ください。
暮らしを丁寧に考える間取りと
生活のデザイン計画は大切な時間です。
やまぐち建築設計室 建築家 山口哲央